英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」に寄稿された記事によると、医師の白衣は、さまざまな菌を周囲にまき散らす恐れがあることから医師はこれを着用すべきではないという。 記事の筆者はインドの医師エドモンド・フェルナンデス。だが白衣を不潔だとするのは彼が最初ではない。英国の保健省はすでに2007年、院内感染防止のため医師による長袖の白衣の着用を禁じている。菌はとくに袖口に付着しやすいからだ。さらに保健省は、めったに洗わないネクタイも不潔だとして、その着用も禁じている。 一方、米国では09年、米医師会が白衣を禁じる方針を打ち出そうとした。ところがこのときは米国の医師たちがこれに全力で抵抗。米国では今も伝統的な白衣が着られている。 では白衣は本当に不潔なのか? 「不潔である」とする研究レポートは少なくない。白衣には、食中毒や肺炎、髄膜炎などさまざまな感染症を引き起こし得る「黄色ブドウ球菌
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