衆院補選の受け止めと県内政局への影響を聞く 補選は予想通り立憲民主党の3勝に終わり、自民党の政治資金パーティー裏金事件への国民の怒りがはっきりと示された。特に自民党が唯一、候補者を出した保守王国・島根県での勝利は次期衆院選に向けた大きな弾みとなった。 政治改革が争点に 裏金問題は、国民が僅かな所得でも追徴を強いられる確定申告の時期とも重なり、国民の「政治家(の政治資金)は申告しないのか」という憤りはもっともだ。自民党は政治刷新本部を立ち上げたが、政治倫理審査会でも全容が明らかになっていない。県議会でも、「チームしが」などの野党として政治資金規正法違反疑惑の徹底解明と再発防止を求める意見書を提案し、首相らに送ったが、まずは裏金の実態解明に努めてほしい。そして再発防止…