12月1日、サマーズ次期米NEC委員長(右)は米国の景気悪化のペースが速まっていると警告。11月24日撮影(2008年 ロイター/John Gress) [シカゴ 1日 ロイター] 国家経済会議(NEC)次期委員長としてオバマ政権入りが決まっているローレンス・サマーズ元財務長官は1日、米国の景気悪化のペースが速まっていると警告し、景気刺激策を早急に導入する必要性を強調した。 クリントン元大統領の下で財務長官を務めたサマーズ氏は声明を発表し「米国では既に120万人の雇用が失われた。最近の経済動向をみると、景気悪化のペースが速まっていることがわかる。オバマ次期大統領が景気刺激策の導入を最優先課題に掲げているのはそのためだ」と述べた。 全米経済研究所(NBER)は1日、米国経済は2007年12月には既に景気後退(リセッション)入りしており、今回の景気後退局面は第2次世界大戦以降最悪のものになる可