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ブックマーク / zai.diamond.jp (10)

  • 【2010年 世界市場の見通し】欧州に時限爆弾! ユーロが売られる!![広瀬隆雄]-ダイヤモンド・ザイ・オンライン

    【今回のまとめ】 1.欧州連合内の「落ちこぼれ国」の処遇をどうするかが鍵を握る 2.EUの結束は緩み、ユーロの信用は低下する 3.それは米ドル高を意味する 4.ユーロ安で恩恵を受ける、欧州の輸出企業の株式に妙味 ■世界のマーケットの鍵を握る欧州  2010年の世界のマーケットを考える際、決定的な鍵を握っているのは欧州です。  それも俗に「PIIGS(ポルトガル、アイルランド、イタリア、スペイン)」と呼ばれるソブリン・リスク(国の債務に関するリスク)を抱えた国々に何が起きるかによって世界の金融市場の方向性は決まるでしょう。  「PIIGS」の抱える経済問題は簡単に解決できない根の深い問題です。従ってこの問題は2010年を通じて、ずっと欧州を悩ませ続けると思います。  欧州連合(EU)がいかなる解決策を取った場合でも、通貨としてのユーロの信認は低下するでしょう。このためユーロは基調として安くな

  • BRICs市場のミニクラッシュは自作自演!?現在の株安は絶好の買い場だ![広瀬隆雄]-ダイヤモンド・ザイ・オンライン

    【今回のまとめ】 1.BRICsの各国政府が、投機抑制に向けた政策を打ち出した 2.欧米機関投資家の新興国投資意欲は、極めて高い 3.景気サイクルの拡大局面は始まったばかりだ ■BRICs諸国が株価下落を喜ぶ理由とは?  過熱感のあったBRICsの株式市場ですが、このところは、調整局面に入っています。  各国中央銀行にとって、今回の株価下落は望むところであり、関係者から安どのためいきが聞こえてきそうです。  なぜ、各国政府は、投機を抑えなければならないのでしょうか?  その事情は各国によって微妙に異なります。  しかし、共通する点は、超緩和的な金融政策をとっている先進国から、投機資金が、ものすごい勢いで新興国に流入しており、それがさまざまな弊害を生じるリスクを有しているということです。 ■新興国への投機資金の流入は、バブルにつながる  米国の有力投資週刊紙である『バロンズ』は、最近、機関投

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    pal-9999 2009/11/03
    新興国にバブルを起こして輸出品を買ってもらおうとするアメリカとバブルはこりごりの新興国のギャップが笑える今日この頃。
  • ハイテク中心に良好な米国企業の決算。その背景にiPhoneやキンドルが…[広瀬隆雄]-ダイヤモンド・ザイ・オンライン

    【今回のまとめ】 1.第3四半期の決算発表が続いているが、これまでのところは絶好調 2.とりわけ、ハイテク・セクターの活躍が目立つ 3.マイクロソフトの「貯金」は着実に増えている 4.「iPhone(アイフォーン)」や「キンドル」などの新製品が需要を喚起している ■米国企業の第3四半期決算、前半戦は絶好調!  先週の金曜日、10月23日までに、アメリカ企業の約4割が第3四半期決算を発表しました。  今年に入ってから、実際の決算が事前予想を上回るケースが多く見受けられますが、今回は、その傾向が特に鮮明です。これまでに第3四半期決算を発表した企業の81%が、事前のアナリスト予想を上回りました。  通常、この比率は6割程度なので、今回の決算発表が際立って良いことがわかります。  しかも、1株当たりの利益(EPS)だけでなく、売上高もアナリスト予想を超える企業が大半だったことが、今期の特徴として指

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    pal-9999 2009/10/29
     注目したいのは、発表された決算の中にあった、「eブック・リーダーの『キンドル』が、アマゾンの全商品の中で最も多く売れた」というコメントです。
  • CITショックに気をつけろ!倒産したなら米国はクレジット・クランチに逆戻りだ![広瀬隆雄]-ダイヤモンド・ザイ・オンライン

    【今回のまとめ】 1.ファクタリングは中小企業の資金繰り計画に不可欠 2.CITは多くの零細企業にとって「最後の貸し手」である ■倒産も意識され始めた米国の商業金融大手CIT  米国の大手ファクタリング会社であるCIT(ティッカー:CIT)の経営が行き詰まっています。  同社の株価は7月10日(金)に前日比で17.7%も急落し、1.53ドルで引けています。一時は1ドルを試す展開となっていて、明らかに倒産を意識した値動きでした。  CITの経営危機に関しては連邦預金保険公社(FDIC)も財務省も冷淡ですし、ウォール街からもあまり注目されていません。  しかし、CITが仮に倒産するようなことがあれば、米国内の中小企業の経営に悪影響を及ぼす可能性があります。 ■中小企業の資金繰りを支えるファクタリング・サービス  「ファクタリング」とは、中小企業の売掛金(=つまり、請求書を取引先企業に送った商取

  • 広瀬隆雄の「世界投資へのパスポート」-ダイヤモンド・ザイ・オンライン

    【今回のまとめ】 1.株価で1ドルを切った銀行は実質的にゾンビだ 2.政府はこの状態を放置すれば、後でヒーローとしてさっそうと登場できる 3.今回の優先株から普通株への転換は、普通株への売り圧力を強める条件設定だった ■株価1ドル割れのシティグループはゾンビ銀行?  最近、アメリカでは「ゾンビ銀行」という言葉をしばしば耳にします。「ゾンビ」とは生ける屍(しかばね)の意味です。  たとえば、2月に行われた上院の公聴会では、ボブ・コーカー共和党上院議員とベン・バーナンキFRB(連邦準備制度理事会)議長との間でこんなやりとりがありました: コーカー議員:「このまま銀行が損を出すたびに政府が支援し続けたら、ゾンビのような銀行を作ってしまう。これはひょっとして、ゆっくりとした国有化に他ならないのではないですか?」 バーナンキ議長:「これは国有化ではありません。あくまで政府と民間の共同作業(パブリック

    pal-9999
    pal-9999 2009/03/10
    故意にゾンビを追い込もうとするあたり、竹中金融行政そのものなんだよなぁ。ガイトナー金融行政って。
  • 広瀬隆雄の「世界投資へのパスポート」-ダイヤモンド・ザイ・オンライン

    【今回のまとめ】 1.膠着しているかに見える信用収縮問題は突然新たな局面を迎える可能性もある 2.「バッドバンク」構想が動き出すと市場の均衡が崩れる 3.ドルやポンドへの不安は一層高まるが逆に成長の期待もこれらの通貨が集める 4.どちらにせよ「バッドバンク」設立で恩恵を受けるのは金(ゴールド)である ■銀行はなぜ企業や消費者にお金を貸したがらないのか?  このところ、金融機関の不良債権処理に関する問題は膠着状態に陥っているように見えます。しかし、水面下ではすでに大きな変化が起こり始めてきており、その展開次第では世界の為替、株式、商品市場が新しい局面を迎える可能性もあります。今回は、その点について書きたいと思います。  まず、いま世界各国が経験している問題は、銀行の貸し渋り(クレジット・クランチ)です。銀行はなぜ企業や消費者にお金を貸したがらないのでしょうか?  これには2つの原因があります

  • 広瀬隆雄の「世界投資へのパスポート」-ダイヤモンド・ザイ・オンライン

    【今回のまとめ】 1.シティが手放したスミス・バーニーは虎の子の資産だった 2.議会が財務省を押しのけて、サブプライム問題解決に乗り出す 3.住宅ローン破産改正法案が成立すると銀行の特損計上は一気に増える 4.住宅ローン破産改正法案に反対する銀行界の団結はすでに崩れつつある ■シティが虎の子のスミス・バーニーを手放す  米国の金融大手シティが前週9日に、資産サービス部門であるスミス・バーニーを切り離すと発表しました。切り離された資産サービス部門はモルガン・スタンレーの資産サービス部門(旧ディーン・ウィッター)と合体し、「モルガン・スタンレー・スミス・バーニー」という名称のジョイント・ベンチャー(JV)として再出発します。  もともと、モルガン・スタンレーよりもスミス・バーニーの資産サービス部門の方が証券マンの数は多いです。つまり、シティの方がよりたくさんの資産を供出しているわけですから、つ

  • 「新興国の資金繰り困難」という新しい危機が発生! - 広瀬隆雄の「世界投資へのパスポート」-ダイヤモンド・ザイ・オンライン

    【今回のまとめ】 1.投資家の心配事が新興国の資金繰りの問題へと移った 2.今回の通貨危機は借り手の問題ではなく、貸し手の問題によって引き起こされた 3.新興国の消費ブームは終わりつつある ■新興国に新しい危機が発生  やっとアメリカ発の悪いニュースが出尽くしたと思った矢先、先週は投資家の心配事が新興国の資金繰りの問題へと転移しました。  下のグラフは米国の銀行株のETFであるファイナンシャル・セレクト・セクターSPDRファンド(ティッカー:XLF)とロシアのETFであるマーケット・ベクターズTRロシアETF(ティッカー:RSX)の過去1カ月のパフォーマンスを比べたものです。  銀行株が10月10日の安値よりまだ上に踏みとどまっているのに対してロシア市場は安値を更新している点に注目してください。 ■甘く見てはいけない新興国の資金繰り問題  日を除くアジアの先進国に対する輸出は、それら新興

  • 春山昇華×広瀬隆雄:混迷の世界経済を勝ち抜く投資戦略|(1)米国経済、これからどうなる?(前編) - ダイヤモンド・ザイ・オンライン

    京都大学法学部卒業。87年からロンドンで世界中の株と債券を組み込んだ国際分散投資に3年間従事。オフショア登録ファンドでトップの成績を記録した。帰国後は国内系、外資系の投資顧問会社での年金基金運用などを経て、現在は金融機関で運用関連業務に携わっている。

  • 米国の住宅ローン問題は最悪期を脱した - 広瀬隆雄の「世界投資へのパスポート」-ダイヤモンド・ザイ・オンライン

    【今回のまとめ】   1.米国の住宅ローン問題の一番怖い局面は過ぎ去った   2.不動産価格の出直りには時間がかかる   3.欧州の政策金利は今後下がってくる   4.このためドルは対ユーロで強含む   5.商品相場に集中した投機資金は退潮する  今回は当面の世界市場でのお金の流れについて私なりの考えを述べます。  このところの世界の投資家の関心事は米国の住宅市場の暗転とドル安でした。世界のマーケットがアメリカに振り回されたわけです。  しかし、米国の住宅ローン問題の一番怖い局面は過ぎ去ったと思います。もちろん、今回のように不動産の価格が急落すると出直るには時間がかかります。ですから米国の不動産価格はしばらく下がり続けるでしょう。  ただ、それが米国の金融システムに与えるショックという観点では最悪期を脱したと見ています。さらにドルに関しても今後はユーロに対して上昇すると見ています。また、こ

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