過去10年の間にハッキングされたユーザー名やパスワード数十億件が、ダークウェブ上で発見できさえすれば誰でも手軽に一括ダウンロードできる状態になっている。 ドイツの研究施設Hasso Plattner Institute(HPI)の研究チームによると、22億件を超えるユーザー名やパスワードがまとめられ、ハッカーがいつでも利用できるようになっているという。 集められたデータは、新たな漏えいによって得られたものではない。情報の多くは、LinkedInのアカウント情報1億件が流出したケースやDropboxの認証情報6800万件が盗まれたケースなどのハッキングによって蓄積されたものだ。どちらも、ハッキングが行われたのは2012年だ。こうした盗まれたデータは何年も前から利用できるようになっていたが、それらが巨大なコレクションにまとめられ、手軽に一括ダウンロードして使えるようになっている。 研究チームは