自分が卒業した中学校に「生徒を殺す」などと書いた文書を投函(とうかん)したとして、兵庫県警飾磨署に威力業務妨害容疑で逮捕された兵庫県姫路市広畑区才、無職冨士谷隆志容疑者(22)が、母校の小中学校を狙って放火や落書きを約20回にわたって重ねていたことがわかった。 調べに対し、「希望の高校に行けず人生がむちゃくちゃになってしまった。先生たちに反省してほしかった」などと供述。同署は裏付けが取れ次第、立件する。 捜査関係者によると、冨士谷容疑者は8月11日頃、「学校を襲撃する」などと書いた手紙を姫路市内の出身中学校に投函、教師らに学校周辺を巡回させるなど業務を妨害した疑いで、9月16日に逮捕された。 その後の調べで、「先生がちゃんと進路指導をしてくれていれば、違う生き方ができたのではと思い、怒りが収まらなくなった」などと供述したため、同署が余罪を追及したところ、2009年9月~11年7月、卒業した