ミカンに「ありがとう」「死ね」と話し掛け、変化の有無を観察する「言霊(ことだま)大実験」が昨秋、県南地域の中学校であった。言葉の大切さを考える道徳学習だという。 対象はビンに入れた3個のミカン。約2カ月後、生徒から悪い意味の言葉を掛けられた方が腐り始めた。良い言葉の方は変化なし。発案した教諭、そして多くの生徒が「言葉が伝わったのでは」と思ったという。 言霊とは、言葉が霊的な力を持つという信仰だ。そして人は、古くから森羅万象に魂が宿ると信じてきた。位田晴久・宮崎大学教授(野菜園芸学)は「園芸作物を育て、心の癒やしや安らぎを得る効果は間違いなくある。若い世代が事実の検証を重ねて不思議な現象を明らかにすることに期待したい」としたうえで、「植物に人間の言葉の持つ意味を理解する器官は確認されておらず、現時点で真理として教えるのは適切ではない」と指摘する。 大阪大の菊池誠教授(物理学)も「ミカンはただ
埼玉県の女子中学生が先月17日、石川県輪島市の日本航空石川高校の推薦入試を受けようと会場に向かう途中、大雪の新潟県で立ち往生してしまった。試験をいったんあきらめかけたものの、吹雪の中を真夜中にヒッチハイク。大型トラックの運転手が行き先を変更して乗せてくれたおかげで試験開始10分前に会場に到着でき、見事に合格した。航空自衛隊のパイロットになるのが夢という中学生は「応援してくれた人のためにも夢をかなえたい」と喜んでいる。【宮嶋梓帆】 合格を果たしたのは埼玉県川越市立野田中3年の川口瑠美子さん(15)。両親は学費の高い私立高校の入学に反対だったが、実技が学べる日本航空石川高の魅力は捨てがたい。「推薦でダメだったら公立高校にする」が約束だった。 16日午後11時半、JR長岡駅(新潟県)。新幹線から乗り換える予定だった夜行列車が、折からの大雪で運休になってしまった。「もう間に合わない」。同時に夢は「
平沼赳夫元経済産業相は17日、岡山市内で開いた政治資金パーティーのあいさつで政府の事業仕分けを批判し、仕分け人を務めた民主党の蓮舫参院議員について「元々日本人じゃない」と発言した。 平沼氏はあいさつの中で、次世代スーパーコンピューター開発費の仕分けで蓮舫議員が「世界一になる理由があるのか。2位では駄目なのか」と質問したことは「政治家として不謹慎だ」とし、「言いたくないが、言った本人は元々日本人じゃない」と発言。「キャンペーンガールだった女性が帰化して日本の国会議員になって、事業仕分けでそんなことを言っている。そんな政治でいいのか」と続けた。 平沼氏はパーティー終了後の取材に対し、「差別と取ってもらうと困る。日本の科学技術立国に対し、テレビ受けするセンセーショナルな政治は駄目だということ。彼女は日本国籍を取っており人種差別ではない」と説明した。 蓮舫議員のウェブサイトによると、蓮舫議員は67
ファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」を開発・公開し、インターネット上で映画などの違法コピーを助長したとして、著作権法違反のほう助罪に問われた元東京大助手、金子勇被告(39)に対し、大阪高裁(小倉正三裁判長)は8日、罰金150万円(求刑・懲役1年)とした1審・京都地裁判決(06年12月)を破棄し、無罪を言い渡した。 1審に続き控訴審でも、違法コピーの拡散による著作権侵害を、金子被告が意図していたのかが最大の争点となった。 1審判決は「不特定多数が入手できるようウィニーを公開した。悪用される認識はあったが、意図したわけではない」としてほう助罪を認定したが、確定的意図は否定した。 これに対し、検察側は「著作権侵害を助長した確信犯で、罰金刑は軽すぎて不当」と主張。弁護側は「純粋な技術検証が目的。面識のない不特定多数に対するほう助は成立しない」と無罪を主張し、双方が控訴していた。 また、ウィ
30日の総選挙で、神奈川県平塚市選挙管理委員会が母親とともに投票所に来た女性(21)を親に同伴した子供と思いこみ、一部の投票用紙を渡さないミスがあったことが分かった。女性は怒って帰宅し、市選管は棄権として処理した。 同選管によると、ミスがあったのは市立金田公民館の投票所。30日午後6時ごろ、女性は母親と一緒に投票に訪れ、整理券を提示して小選挙区の投票を済ませた。続いて比例代表の投票用紙をもらおうと手を差し出したが、担当職員が未成年と思い、用紙を渡さなかった。女性は小柄で、職員は「子供のように見えた」と釈明している。 母親が別の職員に抗議し、職員は帰ろうとしていた女性に「帰ると棄権の扱いになる」と説明したが、女性は投票しないまま帰ったという。同選管の二宮雅治事務局長は「国民の最高の権利が行使できずに申し訳ない。謝罪したい。間違いがないように職員の研修を徹底させたい」と話している。【渡辺明博】
【ニューヨーク小倉孝保】米国屈指の名門ハーバード大(マサチューセッツ州ケンブリッジ)の有名黒人教授が、裏口から自宅に入ったところ、不法侵入と疑われ逮捕された。すぐに釈放されたが、黒人に対する偏見が逮捕の背景にあるとする教授の怒りは収まらない。ケンブリッジ市は21日、逮捕について遺憾の意を表明した。 逮捕されたのはヘンリー・ルイス・ゲーツ教授(58)で、同大の「アフリカ人及びアフリカ系米国人研究所」所長を務めている。米国黒人研究の第一人者で、かつて米タイム誌の「最も影響力のある米国人25人」に選ばれたこともある。 ゲーツ教授によると、教授は16日昼、北京から帰国し、空港から車で自宅に到着。正面玄関から入ろうとしたところ、ドアが壊れていたため裏口から入った。中から正面玄関を開け、運転手と2人で荷物を運んでいたところ、警官が入ってきたという。警察によると、近所から「黒人2人が無理やり建物に入ろう
みなさん、初めまして。「大人の音楽の時間」。講師の広瀬香美です。どうぞよろしくお願いいたします。 みなさん、学生時代を覚えているでしょう。「音楽の時間」って、退屈ではありませんでしたか。そもそも音楽というのは、楽しい事のはずなのに、なぜ、退屈だったのでしょうか。子供のころから、音楽だけが得意だった私でさえ、あの時間は正直、楽しめませんでした。 そんな皆様を楽しい音楽の世界へお連れするのがこのコーナー。一緒に「音楽の勉強」をやり直しませんか。 ◇ さて、記念すべき第1回は、ごあいさつ代わりに、私のデビュー曲「愛があれば大丈夫」の自己分析からスタートします。どんなに迷っても、ないーーても♪、のあの曲です。今すぐ思い出せる方も、そうでない方も読み進める前に、ぜひ一度聞いてみてくださいね。 この曲の発売年は92年、かれこれ16年前になります。ヒット曲は時代の反映ですから、ヒットの秘密を探るため、当
第81回選抜高校野球大会に21世紀枠で出場し、ベスト4に進んだ利府(宮城)の穀田長彦(まさひこ)・野球部長が2日、辞任する意向を明らかにした。ベンチ入り選手が、インターネットに開設した自身のブログで相手校の選手を中傷する書き込みをしたことなどの責任を取った。 穀田部長は毎日新聞の取材に対し、「他校の模範にならなければならない21世紀枠で選んでもらったのに迷惑をかけた。申し訳ない」などと話した。 大会本部などによると、この選手は開幕後の3月23日夜、相手校の選手の容姿などを中傷する内容を書き込んだが、不適切として自主的に削除した。その後、抗議のメールが学校に届き、発覚した。 学校から事情説明を受けた大会本部は3月30日に学校側に口頭で厳重注意した。【須藤唯哉】
「ダボス会議」などで知られる世界経済フォーラム(WEF=本部ジュネーブ)は25日、2009年の「ヤング・グローバル・リーダーズ(YGL 若き世界指導者)」に世界71カ国の230人を選んだことを発表、日本からは橋下徹・大阪府知事、経済評論家の勝間和代さん、人気バンド「ミスターチルドレン」の桜井和寿さんら7人が選ばれた。 YGLは、顕著な成果を上げ、将来の国際的活躍が期待される人物をWEFが毎年選出するもの。今年は他に、ゴルファーのタイガー・ウッズさん、YouTube創設者の一人チャド・ハーレーさん(共に米)などが選ばれた。YGLを集めた国際フォーラムに招待される。 選ばれた日本人は以下の通り(カッコ内は主な肩書)。▽桜井和寿(ミュージシャン)▽船橋力(ウィル・シード社長=教育事業)▽勝間和代(ビジネス書著者、ワーキングマザー支援サイト「ムギ畑」代表)▽松古樹美(野村証券社員)▽橋下徹(大阪府
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