はてなサヨクと左傾化した社会学者 秘密結社組織クー・クラックス・クラン(KKK)の誕生の歴史を描いた映画作品に「國民の創生」というものがある。この映画はKKKを肯定的に描いたカルトホラー映画として悪名高い作品の一つだ。作家の広瀬隆は、この歴史を歪曲して描いた映画によって、狂信的な白人暴力集団KKKの勢力が一挙に拡大したと主張している(『予言された二十一世紀』)。彼は陰謀理論に傾くこともあるが、彼の問題を嗅ぎ取る嗅覚には非常に優れたものがある。人種差別とメディアの関係は20世紀的な問題だ。今やプロパガンダはメディアと御用学者の専売特許となっている。冷戦の崩壊に伴い民族紛争が噴出している今、無闇にナショナリズムを煽る学者には警戒が必要だろう。 日本にはカール・ポパーに対する認識が薄いから、陰謀理論のような短絡思考に対する警戒感は皆無と言っていいだろう。はてなサヨクは、教育基本法改悪反対や、共謀