21世紀政策研究所のロゴマークを本年1月に刷新いたしました。 当研究所のコンセプト「開かれたシンクタンクとして国内外の課題に挑戦する」を分かりやすくデザインし、鮮明な印象で視認性の強化を図ってまいります。
昨年11月に英国のイースト・アングリア大学の気候研究ユニット(CRU)に属する研究者たちがやりとりしたeメールがハッキングされて流出した事件──ウォーターゲート事件をもじってクライメイトゲート事件と称されている──は、様々な教訓を残した。 事件そのものを解説する紙幅はないが、同事件に巻き込まれた主人公であるCRUのユニット長であったフィル・ジョーンズ教授に関して英国内で行われている3つの調査のうち、最近2つの調査が終了し、両調査とも同教授の研究データの情報公開については問題があったものの、研究成果自体には疑問を生じさせるものではなかったと結論付けている。総選挙を間近に控え、この問題を早期に決着させる政治的必要性もあって、このタイミングでこうした結論が出されたものの、この事件がもたらした影響は、科学の在り方、科学と政治の関係、一般公衆への説明責任など広範囲でありかつ根深いと言ってよい。英国の
ⓒ2010 Der Spiegel 1 2010年4月27日 現政権は「1990年比25%削減」の根拠を IPCC による「科学の要請」 としているが、気候変動問題における科学と政治の関係や一般公衆への説明 責任などについて、改めて考えさせられる記事がドイツのシュピーゲル誌の オンライン版(4月6日付)に掲載された。権利者の許諾を得て全文和訳し 21世紀政策研究所の HP で紹介することにしたのでご一読されたい。 21世紀政策研究所研究主幹・澤昭裕 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 地球温暖化研究を襲った超大型暴風雤 マルコ・エバーズ、オラフ・スタンフ、ジェラルド・トラウフェッター ⓒ2010 Der Spiegel SPIEGEL ONLINE International , dated 6th Apr.2010 http://www.spiegel.de
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