ECRR2010勧告の翻訳を進めております。第11章の訳が出来ましたので追加しました。 ECRR2003からの大きな変化はチェルノブイリ原発事故の被害が明らかになり、ECRR2003モデルの有効性が示されたこと。 チェルノブイリについての記述では、国連やICRPがそのリスクモデルを守るために実際の被害を認めようとしていないことが詳細に記述されています。当時のソビエト政府による因果関係を認めるなという指令についても記述されており、それが被害がないという専門家の見解の基礎になっていることが分かります。 劣化ウランについての新しい章が追加され、ウラン兵器の使用によって生まれるナノ粒子がICRPモデルでは全く記述できない遺伝子毒性を有していることが明らかになっています。 より詳しくは下の緒言をお読みください。 欧州放射線リスク委員会が2003年に発表した新しい被ばくモデルは、生命体の放射線影響に関