コンビニエンスストア大手ローソン子会社のローソン銀行が、10月15日にサービスを始めます。地方銀行からATM(現金自動預払機)を受託して手数料収入を伸ばし、将来的には現金を使わない「キャッシュレス決済」に商機を見いだす考えです。しかし、長引く超低金利で銀行は利ざや(貸出金利と預金金利の差)を稼げず、「冬の時代」と揶揄されており、独自のビジネスモデルを確立できるかが勝負になってきます。 ローソンの竹増貞信社長は、店舗を核に「安いコストで、利便性の高い決済を提供」するとし、地域全体の顧客を囲い込む戦略。ローソン以外の店舗でも使えるスマートフォン決済などの仕組みを提携地銀と検討します。ほかに、会社員が来店しやすい夜間に資産運用などコンサルティング業務を手がけたり、金融商品を販売したりする案もあるとのことです。