ギニアのマセンタで、フランス赤十字が運営するエボラ治療センターに向かうため、エボラウイルスに感染したとみられる患者を車に乗せる防護服を着た医療関係者ら(2014年11月21日撮影、資料写真)。(c)AFP/KENZO TRIBOUILLARD 【11月5日 AFP】国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)は、2014~16年に西アフリカでエボラ出血熱が流行した時期に、職員が不正を働いた事例を数件確認したと発表した。不正による損失は推計600万ドル(約6億8000万円)に上るという。IFRCは「憤慨している」と述べ、「関与した職員の責任を問う」と強調した。 エボラウイルスは主にギニアやシエラレオネ、リベリアで1万1300人を超える死者を出し、推計2万9000人が感染した。 IFRCによると、シエラレオネで元職員が銀行と「共謀」し、IFRCに210万ドル(約2億4000万円)の損失を与えた可能性を