ワシントン(CNN) 米政府の景気刺激策による支出の半分以上は浪費だと認識している米国民がほぼ4人中3人に上ることが、25日発表されたCNN/オピニオン・リサーチ社による世論調査結果で分かった。 調査は8─10日、成人1021人を対象に電話で行われた。その結果、景気刺激策のプロジェクトは純粋に政治的理由で盛り込まれ、経済的恩恵はないとの意見は全体の63%を占め、恩恵があるとの意見(36%)を上回った。 また景気刺激策による支出のうち浪費された割合を問う質問では、「ほぼ全額」が21%、「大半」が24%で、「ほぼ半分」がは29%。「わずか」は21%、「浪費なし」は4%にとどまった。 24日発表の世論調査結果では、総額7870億ドル規模の景気刺激策に賛成が42%、反対が56%。オバマ米大統領が景気対策法案を承認してから数週間後の昨年3月の調査では、賛成54%、反対44%だった。