海外では「SUSHI」と呼ばれ、世界中で好まれている、代表的な日本料理である寿司。そんな中、日本へ寿司修業にやってくる外国人が急増中だという。 東京・西新宿の「東京すしアカデミー」は、二〇〇二年に設立された日本で唯一の寿司職人養成スクール。通常養成に五年以上かかるといわれるすし職人を、独自のカリキュラムによって短期間で効率的に育てるという。一年制の寿司シェフコースもあるが、外国人に人気なのは、観光ビザで通える短期集中の江戸前寿司ディプロマコースだ。 「海外で寿司といえば、ロールと呼ばれる巻き寿司が主流だが、ここ二、三年、日本の正統な江戸前寿司を勉強したいという外国人が増えてきました。そこで昨年から英語で授業を行うコースをスタートさせました」(福江誠校長) 期間は八週間で、和包丁の研ぎ方、魚のさばき方、握りや巻き寿司の実習のほか、コハダや穴子といった江戸前寿司の仕込みまで勉強できる。さ