閣僚、岩手に来ない… 野党寄りの知事の影響? 第2次安倍内閣が発足して以来、岩手県に視察に入る閣僚が宮城、福島両県に比べ極端に少ない状況が続いている。岩手県政界では「衆院選で達増拓也知事が野党を全面支援した影響ではないか」と臆測を呼んでいる。 宮城と福島両県を訪れた主な閣僚は表の通り。1月に入り、両県には連日のように閣僚が入る。岩手はゼロだったが、ようやく20、21日に根本匠復興相が訪れる。 安倍晋三首相は昨年12月29日に福島県に入り福島第1原発などを視察。1月12日には石巻市の造船会社などを訪れた。現時点で岩手訪問の予定は決まっていない。 閣僚らの岩手入りが少ない理由を、ある民主党県議は「達増知事の政治姿勢」とみる。知事は日本未来の党の発足に関わり、衆院選で同党候補の応援に奔走した。「復興支援に差をつけることはないだろうが、政府与党は快く思っていないだろう」と推測する。これに対し