(CNN) インド総選挙の投票が7日に始まった。有権者は下院議院543人を選び、次いで下院が次期首相を選出する。この世界最大の民主選挙で注目すべき11点をまとめた。 ◇ 1.大規模な選挙 まず選挙の規模が巨大だ。有権者数は8億1400万人にもおよぶため、投票には時間がかかる。9期間に分け、5週間をかけて投票が行われる予定だ。開票作業は5月16日に行われ、同日中に集計が終了する見通し。 2.最大の争点は経済 選挙で最大の争点となるのは、停滞する経済だ。2000年代には中国並みの8~10%の成長を続けていたインド経済だが、2012年ごろに減速した。現在もGDP(国内総生産)成長率は5%以下にとどまる。慢性的なインフレも懸念材料だ。 成長の再加速と貧困の緩和のどちらを優先すべきか、政治家や学者の間でも議論が分かれている。 3.インド人民党と「モディ旋風」 本命は、最大野党でありヒンドゥー至上主義