子どもの虐待や離婚に伴う親権の争いといった、家庭内のトラブルについて弁護士が相談に応じる電話相談が22日行われ、主催した弁護士会は問題の解決に子どもがみずから弁護士を依頼できる制度を活用してほしいと呼びかけています。 この電話相談は、第一東京弁護士会が初めて行っています。 虐待や離婚に伴う親権の争いといった子どもが関わる家庭内のトラブルについて、弁護士が無料で相談に応じる一方、トラブルを解決する際、子どもがみずから弁護士を依頼することができる「子ども手続代理人」制度を広く知ってもらうことも、今回の取り組みのねらいです。 「子ども手続代理人」制度は裁判所の審判や調停に子どもの意見を反映させるため去年1月にスタートしましたが、日弁連=日本弁護士連合会によりますと、これまでに利用されたケースは全国で十数件にとどまっています。 第一東京弁護士会の木下真由美弁護士は「子ども自身が意見を言える新しい制