<1面からつづく> 中国の検問強化「スマホ取り上げ、勝手に送信」 「時には歩いて、時には車の後部座席の改造部分に隠れて国境を越えた」「地域ごとに協力者が代わり、言われるがままに賄賂を渡した」 通称アブドゥルカーディルと名乗る亡命ウイグル人男性(38)は2014年11月、検問の厳しい中央アジアを避け、東南アジア経由でトルコにたどりついた。中国当局がパスポートの発給を認めなかったため、密航ブローカーを頼りに不法な出入国を繰り返した。現在はイスタンブール西側のセファキョイ地区にある古い5階建てアパートで暮らす。 当時3歳の息子と一緒に、中国新疆ウイグル自治区ウルムチを出たのは13年4月。ウイグル人男性5人と共に、まずは列車でベトナム国境手前の広西チワン族自治区憑祥(ひょうしょう)へ向かった。車内で話しかけてきた漢族の男から「パスポートなしでもハノイまで1人1万元(約19万円)で連れて行く」と持ち
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