【ローマ福島良典】インドで貧者救済に生涯をささげ、ノーベル平和賞を受賞した修道女、マザー・テレサ(1910〜97年)をキリスト教カトリック最高位の崇敬対象「聖人」とたたえる式典「列聖式」が4日、バチカンのサンピエトロ広場で開かれた。死去から19年の早さで聖人となり、全世界のカトリック信徒の模範としてのお墨付きを得た。フランシスコ・ローマ法王が掲げる「貧者の教会」路線に弾みを付ける追い風となる。 カトリック教会は「いつくしみの特別聖年」(11月20日まで)の期間中で、式典にはカトリック信徒ら約12万人が集まり、インドやアルバニアなどから他宗教の信徒も参加。フランシスコ法王は「マザー・テレサは人命を守るために献身し、世界の大国が自ら作り出した貧困の罪を認めるよう声を上げた」とたたえ、式典後に貧困者ら1500人にピザをふるまった。
戦後初めて、衆参両院で憲法改正を容認する勢力が3分の2を超え、「改憲」を巡る議論が現実味を帯びてきたが、ここにきて、自民党の「憲法改正草案」が、安倍首相の目指す改憲の障害になるという意外な現実が明らかになっている。 広島への原爆投下から71年目を迎えた8月6日。広島市での平和記念式典に出席した首相は記者会見で、自民党の憲法改正草案について「そのまま案として国民投票に付されることは全く考えていない」と言い切った。そのうえで、「国会の憲法審査会という静かな環境で真剣に議論し、どの条文をどう改正するかが収れんしていく」と述べて、改憲案作りは憲法審査会の議論に委ねる考えを示した。自民党憲法改正草案の事実上の取り下げに近い表明とみられている。 7月10日の参院選で、自民、公明両党に憲法改正を目指す、おおさか維新の会などを加えた「改憲勢力」の議席が参院の3分の2を超えた。すでに衆院では自公両党で3分の
値下げや特売で客を呼び込む小売業界。節約志向に苦しむ企業は増えている=東京都練馬区のスーパーで、小川祐希撮影 「今年はデフレ脱却宣言ができれば最高」と主要閣僚が話していたのは年明けだった。しかし小売りや外食の現場で今、じわじわ広がっているのは、それとは逆行する「値下げ」の動きだ。デフレへの回帰は始まっているのだろうか−−。【宇田川恵】 「最近、『ユニクロ』の週末セールを見かけないね」。ふと漏らした友人の言葉が気になり、久しぶりに東京都心のユニクロの店舗をのぞいてみた。店内は妙にすっきりしている。以前はいろいろな価格表示があって雑多な印象だったが、今は「1990円」「2990円」と限られた価格でほぼ統一されている。 ユニクロを運営するファーストリテイリングは今年の「春夏もの」から価格戦略を転換、値下げにかじを切った。商品によっては1000円も下げたうえ、わかりやすいようシンプルな価格で統一。
This copy is for your personal, non-commercial use only. Distribution and use of this material are governed by our Subscriber Agreement and by copyright law. For non-personal use or to order multiple copies, please contact Dow Jones Reprints at 1-800-843-0008 or visit www.djreprints.com. http://jp.wsj.com/article/SB11227962842099473856204582266792979154390.html
東日本大震災当時、どのような状況だったか、当時内閣総理大臣補佐官として菅直人首相らとともに対策にあたった寺田学衆議院議員が、手記を公開している。 5年前の記憶の全て : 寺田学のオフィシャルウェブサイト これまで断片的に出ていた情報と大きな齟齬もないし、びっくりするような新事実もないと思うが、当事者から見た「現実」が時系列で繋がって、ここまでの情報量で提示されたのはありがたい。『シン・ゴジラ』がきっかけのようであるが、それだけでも「作品の力」というのを実感できるのではないか。 個別にはいろいろ考えさせられる所はあるが、気になったのは2点。まず、原子力安全委員会の班目春樹委員長の回答のまずさ(肩書は当時。以下同じ)。 いろいろな意見はあろうと思うが、「原発が爆発する可能性はないのか」という総理の質問には「ありません」と答えており、(こちらは今回の回顧録には記述がないが、報道等によれば)海水を
今年もまた夏休みの一大チャリティイベント、24時間テレビが放映されました。障害や難病を抱える人がさまざまな課題にチャレンジすることで注目される番組ですが、その裏番組として、2012年に障害者のための情報バラエティ番組として始まったNHK「バリバラ」が生放送をぶつけました。今年のタイトルは「検証!『障害者×感動』の方程式」。これを見てビックリしたのは私だけではないはずです。出演者のTシャツはあちらの番組と同じ黄色、障害者をテーマにした感動ドキュメンタリーのありさまについて24時間テレビをこれでもかとばかりにパロディ化、ツイッターなどでは大きな反響が湧き起こりました。 番組の中では、骨形成不全症を患い2014年に亡くなったオーストラリアのコメディアン兼ジャーナリスト、ステラ・ヤングさんのTEDでのスピーチ「障害者は『感動ポルノ』として健常者に消費される」も紹介されました。ステラさんは「私はあな
「夢見るすべての少女へ。そう、あなたは何にでもなれる、大統領でも」 大統領候補の座を確実にしてから最初となる演説を前に、クリントンはツイッターで若い女性にメッセージを送った。 6月のこの演説では、女性に投票権を保障する憲法修正案が米議会で可決された日に生まれた亡母にも触れ、「ここにいたらと、本当に願う」と語った。 投票権の保障から1世紀近くがたつが、政界では性差が人種以上に、「ガラスの天井」として進出を阻んできたと言われる。インディアナ大教授のクリスティーナ・シーラーは「クリントンが演説中に声を張り上げるとすぐに『叫んでいる』と表現される。男性政治家が攻撃的な姿勢をとるのは当然とされているのに」と指摘する。 予備選では、女性も35歳前後を境に若くなるほど支持率が下がった。元国務次官のウェンディー・シャーマンは、女性の境遇をめぐる世代間のとらえ方の違いの影響を指摘し、「すべての年代の女性が、
相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が死亡した事件で、殺人容疑で再逮捕された元職員の植松聖(さとし)容疑者(26)が神奈川県警の調べに対し、「首相宛ての手紙を2月に自民党本部に持参した」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。「障害者を安楽死させるための法制」を訴えようとしたがかなわず、「事件は社会のために起こした」という理不尽な供述をしているという。 県警は週明けにも、園西棟の入所男性9人に対する殺人容疑で植松容疑者を再逮捕する。逮捕は3回目で、これで死亡した19人全員の殺人容疑が立件されることになる。けがをした入所者や職員27人への殺人未遂容疑などは、追送検する方針。 捜査関係者によると、植松容疑…
中国SLBMに類似=北朝鮮試射のミサイル-専門家 【ソウル時事】元米国防情報局(DIA)分析官ブルース・ベクトル氏は3日、北朝鮮が8月に試射した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)について、中国のSLBM巨浪1号(JL1)に「似ている」と指摘、中国の技術を何らかの経路で入手した可能性が高いという見方を明らかにした。 北朝鮮の大量破壊兵器に詳しいベクトル氏は電子メールでの取材に対し、「(北朝鮮のSLBMが)中国の派生型だという確たる証拠はない」としながらも、「北朝鮮が固体燃料型で2段式のSLBMを全く独自に開発した可能性は極めて低い」と強調。「外部から技術支援を得たか、不法に技術を入手した可能性が高い」と述べた。(2016/09/03-09:32) 【特集・北朝鮮の今記事一覧へ】 【アクセスランキング】
9人が死亡したグループホーム「楽ん楽ん」の内部。水位を示すあとが天井近くまで達している=岩手県岩泉町で2016年9月1日午後0時51分、望月亮一撮影 予備電源の配布などせず 大型の台風10号で大きな被害を受けた岩手県岩泉町が、防災情報などを伝えるため電源を必要とするIP電話を町内の全世帯や全ての福祉施設などに導入した際、予備電源の配布など停電時の対策を取っていなかったことが分かった。停電時に利用できないことは把握していたが費用負担の増大などを懸念し、予備電源の配布を見送った。携帯電話を使わない高齢者などに災害情報を伝える手段となることが期待される一方、過去には大雪による停電で利用できなくなり安否確認が難航した事例もあり、情報伝達の課題が改めて浮かんだ。 総務省は、東日本大震災を受けた災害対策として、インターネット回線を利用するIP電話を設置する自治体に補助金を交付。町によると、総務省から約
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く