しかし、そうした状況は変化している。業界関係者によると、最近では米国からの問い合わせが殺到しているという。 キプロス政府の広報担当者はコメントを控えた。シュミット氏の関係者にもコメントを求めたが、返答は得られていない。ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、同氏の資産総額は190億ドル(約1兆9860億円)に上る。 ゴールデンパスポートに対する米国人の関心は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)よりも前に高まっていたが、感染第2波の拡大でロックダウン(都市封鎖)措置などが再び導入される中、移動の自由を維持する方法として需要に拍車が掛かっている。 コロナ時代、世界で最も安全・危険な国・地域とは-耐性ランキング 選挙も影響 米国の大統領・議会選挙も第2のパスポートへの関心を高めた。バイデン次期大統領は選挙期間中に民主党内の一部から出ていた富裕税の導入は拒んでいるが、同氏の提案は多