先週(4/3-4/9)はブチャ虐殺でさわめき立った一週間だった。先々週(3/27-4/2)はアゾフ連隊のクレンジング(政治漂白)の一週間だった。戦争プロパガンダの毒気の濃度がますます高まって、人の大脳神経を傷め侵し狂わせている。今週(4/10-4/16)は、マリウポリの陥落に合わせて「ロシア軍が化学兵器を使用した」という告発と喧噪の一週間になりそうで、その前奏曲として、ロシア軍新司令官に任命されたドボルニコフが「シリアの虐殺者」だったというプロパガンダが周到にシャワーされている。 先週より、日本のマスコミ報道は、ブチャ事件をロシアの仕業と断定し、その上で、ロシア軍による虐殺や非道な戦争犯罪の「諸事実」を報道で積み重ね、既成事実化し、それを前提にした認識と議論をローラーしてきた。検証はない。ロシア側からの反論はまともに掬い上げられず、最初からウソだと決めつけられていて、ロシア発の情報は悉く(
【ニューヨーク=平田雄介】国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子裁判官が6日、ニューヨークの国連本部で産経新聞などの取材に応じた。ウクライナやパレスチナ自治区ガザで戦闘が続く中、ICCが当事国だけで対処できない大規模事案の戦争犯罪の訴追・処罰に注力できるよう、日本は「途上国の捜査力などを向上させる能力構築の分野で貢献できる」と語った。 赤根氏は取材に対し、ICCの人的資源には限りがあると指摘。戦争犯罪の処罰について「本来、加盟国がその国の主権において裁くものだ」と述べ、ICCの支援に頼ることの多いアフリカやアジア諸国の捜査力が向上すれば、ICCの資源の使い方は「効率的になる」と指摘した。 赤根氏は3月、ウクライナからの子供連れ去りに関与した戦争犯罪の疑いでロシアのプーチン大統領らに逮捕状を出したICC予審第2部の裁判官の一人。 プーチン氏はICCの逮捕状に強く反発し、ロシア内務省は7月、赤根氏
イランのライシ大統領は7日、モスクワを訪問し、ロシアのプーチン大統領と会談した。会談の冒頭、パレスチナ自治区ガザでイスラエルによるパレスチナ人の「大量虐殺」を西側諸国が支援していると非難した。提供写真(2023年 ロイター/Sputnik/Sergei Bobylev) [モスクワ 7日 ロイター] - イランのライシ大統領は7日、モスクワを訪問し、ロシアのプーチン大統領と会談した。会談の冒頭、パレスチナ自治区ガザでイスラエルによるパレスチナ人の「大量虐殺」を西側諸国が支援していると非難した。 テレビで報じられた冒頭発言では、両首脳とも両国の軍事協力の拡大には言及しなかった。 プーチン大統領は、中東情勢、特にパレスチナ問題を話し合うことが非常に重要だと応じた。 ライシ大統領は「パレスチナとガザで起きていることは言うまでもなく大量虐殺であり、人道に対する犯罪だ」とした上で、これが米国と西側諸
ロシア・モスクワの大統領府で、軍人への叙勲式に臨むウラジーミル・プーチン大統領(2023年11月8日撮影)。(c)Valeriy Sharifulin / POOL / AFP 【12月8日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領(71)が8日、来年行われる大統領選に立候補する意向を表明したと、現地通信社が報じた。当選すれば、新たな任期は2030年代まで続くことになる。 国営通信各社によると、プーチン氏は、同日首都モスクワの大統領府で行われた軍人への叙勲式の後に、軍高官に対し出馬の意向を伝えた。 ロシア政府は今週に入り、大統領選を来年3月17日に行うとしていたが、選挙管理委員会が8日になって、「投票は3日にわたり、2024年3月15〜17日に行うことを承認した」と明らかにした。 プーチン氏にとっては、有力な対抗馬がいない中で、通算5期目を目指す立候補と
11月30日、ハルキウでAP通信とのインタビューに応えるウクライナのゼレンスキー大統領(写真:AP/アフロ) (舛添 要一:国際政治学者) 世界はイスラエルとハマスの戦いに注視し、ウクライナ戦争への関心を失いつつある。しかし、ウクライナ、特に東部、南部ではウクライナ軍とロシア軍の間で激しい戦闘が続いている。ウクライナ軍が今年の6月上旬反転攻勢を開始してから半年が経つが、期待したような戦果はあがっていない。 ウクライナ軍の前に立ち塞がるロシア軍 プーチン大統領は、12月1日、兵員を17万人、約15%増強する大統領令に署名した。これで、ロシア軍は最大132万人に増えることになる。昨年9月には予備役30万人の部分動員を行っている。まさに、人海戦術でウクライナ軍の反転攻勢に対峙しようとしているのである。 ロシア軍は、占領地を死守するため、大量の地雷を敷設している。これがウクライナ軍にとって極めて厄
<ロシアのプーチン大統領のUAE訪問時と、ドイツのシュタインマイヤー大統領のカタール訪問時の「対応の差」を見比べると> ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が12月6日、アラブ首長国連邦(UAE)を訪問した。現在、ウクライナ侵攻をめぐって西側諸国と対立するロシアだが、中東では仰々しいほどの大歓迎を受けた。11月にUAEの隣国カタールを訪問した際、ドイツのフランクワルター・シュタインマイヤー大統領が受けた対応とのあまりの違いが注目を集めている。 ■【動画】中東を訪問したプーチンとドイツ大統領の「扱い」の差が大き過ぎる...比較してみると ロシアがウクライナに本格侵攻を開始して以降、アメリカをはじめウクライナを支援する国々は、ロシアを国際的な金融システムから孤立させようとさまざまな制裁を科してきた。国際刑事裁判所(ICC)も、ウクライナの子どもたちを拉致したとしてプーチンに逮捕状を出した。 だ
Published 2023/12/07 18:04 (JST) Updated 2023/12/07 21:30 (JST) ウクライナ軍に貢献したとして賞を授けられたネコと、飼い主のオレクサンドル・リャシュクさん(左)=9月、ウクライナ南部(リャシュクさん提供・共同) 【キーウ共同】ロシア軍との戦闘で前線に展開しているウクライナ軍部隊の陣地でネズミが大量発生し、兵士の食料を食べたり、睡眠を妨害したりする被害が広がっている。軍などは駆除のため捕獲用のわなを前線に送るなどして対応を急いでいるが、駆除効果が最も高いのはネコだとの見方が広がっている。 ウクライナメディアによると、前線の周辺では戦闘で農地が荒らされたり、耕作が放棄されていたりして、ネズミの餌が減っている。冬に入って寒さが厳しさを増してきていることもあり、風雪をしのぎやすく兵士の食料が保管されている塹壕などの陣地にネズミが押し寄せ
カナダ・トロントからオンライン取材に応じる周庭(アグネス・チョウ)氏(2023年12月5日撮影)。(c)SU Xinqi / AFPTV / AFP 【12月8日 AFP】香港の民主化運動で最も著名な活動家の一人、周庭(アグネス・チョウ、Agnes Chow)氏(27)は、民主化デモを扇動した罪などで服役した後も、「外国の工作員」の烙印を押され、パスポート(旅券)を押収され、出国を制限されていた。 今年7月、警察は香港から出る意外な方法を提示した。謝罪状を書き、治安当局者と共に中国本土の深セン(Shenzhen)を訪れ、IT大手の騰訊控股(テンセント、Tencent)本社などの中国の業績を見学すれば、引き換えにカナダ留学を認めるという内容だった。周氏は8月、深セン行きを決断した。 周氏は、現在滞在しているカナダ・トロントからAFPのビデオ取材に応じ、深セン行きの決断について「とても、とても
防衛省は4日、鹿児島県屋久島沖で起きた米空軍CV22オスプレイの墜落事故に関連するメディアの質問に回答し、CV22の国内訓練ルートについて把握していないことを明らかにした。オスプレイは近年、米国以外でもノルウェーやオーストラリアで重大事故を相次いで起こしている。陸上自衛隊V22の配備計画が進む佐賀県をはじめ、各地の地方自治体でオスプレイの安全性への不安や懸念が強まっている中、日本政府は米国にもっと情報を公開するよう毅然たる姿勢で対応していくことが必要だ。 ●防衛省「米軍の運用に関することで承知していない」「防衛省は現時点において、米軍が日本国内にどれくらいのCV22の訓練飛行ルートを有しているのか把握しているか。訓練飛行ルートについて、北は北海道、南は沖縄まで行っているのか」との筆者の質問に対しては、「米軍の運用に関することであり、承知していない」と回答した。 米空軍は実際これまでも防衛省
香港の民主活動家だった周庭(アグネス・チョウ)さんがカナダに亡命し、二度と香港に戻らないことを表明したが、彼女もまたNED(全米民主主義基金)の支援の下でデモ活動をしていたのかと思うと、何とも複雑だ。 ◆周庭さんは香港衆志(デモシスト)の創立者の一人 香港の政党の一つに香港衆志というのがある。2016年4月に創立されたもので、英語ではDemosistō、日本語では「デモシスト」と呼んでいる(以下、デモシスト)。デモシスト創設者の3人の名前を書くと、以下のようになっている。 主席(党首):羅冠聡(Nathan Law、ネイサン・ロー) 秘 書 長 :黄之鋒(Joshua Wong、ジョシュア・ウォン) 副・ 秘 書 長:周庭(Agnes Chow Ting、アグネス・チョウ) つまり周庭さんはれっきとしたデモシスト創設者の一人なのである。 2016年には第6回香港立法会議員選挙で党首の羅冠聡
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く