「集積台の一番奥、無効票のところに、高い票の山があります」 衆議院千葉5区補欠選挙の開票が進んでいた4月23日深夜、開票所にいる記者から、無効票の数がかなり多いようだという連絡があった。 最終的に、過去と比べると2倍近い無効率となった。 「自民党・英利アルフィヤ氏が苦戦した理由は何なのか?」 「無効票の多さの意味するものは何か?」 市川市と浦安市の担当記者として選挙区を歩き、関係者に連絡を取り、調べてみた(文中敬称略)。 (千葉放送局記者 金子ひとみ) 信じがたい無効票の多さ 4月23日深夜、得票状況をPC画面で確認(NHK千葉放送局内) 4月23日深夜。 勝つのは自民・英利アルフィヤか、それとも立民・矢崎堅太郎か。 私のいたNHK千葉放送局の開票速報本部では、開票率が80%を超えても当選確実が打ち出せない状況が続いていた。 打つための情報がもう少しほしい…。 そんなときに入ってきたのが、