タグ

ブックマーク / note.com/hkakeya (10)

  • 現代知識人の予測に大外れが多い理由|hkakeya

    今のニュースの大部分はロシアウクライナ侵攻に関する話題である。事態の推移ばかりに目を奪われがちだが、日の知識人の多くが、ロシアウクライナ侵攻はないと予測していたことは忘れるべきではない。ところが、予測を外した知識人たちは、慶応大学の廣瀬陽子教授のようなごく一部の良心的な人を除いて、全く反省していない。彼らは自分が予測を大きく外したということに真摯に向き合う気は全くないようである。 これと似たことは、新型コロナウイルスを巡る問題においても、医師や学者に多く見られた。彼らは新型コロナウイルスの起源は研究所起源ではないと断言した。 まだ結論は出ていないものの、FOIA(米国の情報公開)で、同ウイルスの塩基配列が明らかになった2020年1~2月時点で、ファウチ周辺のウイルス学者たちはみな、私信で研究所起源の可能性が高いと仲間内で語り合っていたことが明らかになっている。よって、少なくとも202

    現代知識人の予測に大外れが多い理由|hkakeya
    paravola
    paravola 2022/06/22
    (実際の現実はさらに汚い「嘘の帝国」)彼らは「倫理」を語ることはあっても、それは自分が良い人間であることを演出して得をすることだけが目的である
  • 感謝と今後について|hkakeya

    前回投稿したお詫びは、誰かに促されたわけではなく、自分の非に気づいて自発的に行ったものであるが、その後ある方(生命科学者)から非常に長いメールをいただいた。その方とは一度お会いしただけで、大変失礼ながらよく覚えてはいなかった。そのメールの前半は、私の新型コロナウイルス起源追究の活動を応援するもので、後半は最近の投稿に対する遠回しでの苦言であった。苦言といっても、かなりやんわりとした表現が使われており、気分を害さないように練られた名文だった。このメールを書くのに、相当の時間を要したのではないかと思う。連絡していいと電話番号が記載されていたので、少しお話をさせていただいた。 私自身、ここ2年の間に攻撃性が増えている自覚はある。そして、その理由も思い当たる。それは、新型コロナウイルスの起源追究の活動である。この件で、私は孤立無援であった。陰謀論と叩かれた。ここ数ヶ月、米国の情報公開で次から次へと

    感謝と今後について|hkakeya
    paravola
    paravola 2022/01/22
    19世紀の医師ゼンメルワイスは有名かもしれない。彼は、産褥熱が医師の消毒不足を原因とする説を主張したが、当時の医師たちから無視されて孤立無援となった
  • 平気でウソをつく医師|hkakeya|note

    paravola
    paravola 2022/01/13
    (これからみんなこう言い出すのだろうか)「水面下では推奨を抑制するよう動いていた」
  • オミクロン株の波をどう乗り切るか|hkakeya

    新型コロナウイルスに関しては、数理的思考を要求される場面が何度となくあった。PCR検査の偽陰性・偽陽性の問題を考える上では、ベイズの定理の考え方が必要だった。(この件についてはパンデミック初期に動画を作って解説している。) 今、数理的思考の欠如がまた必要な対策を見誤らせている。現在、新型コロナウイルスは前の週に比べて約10倍のペースで増えている。1月8日には新規陽性者が全国で8000人を超えた。そんな中、ワクチンのブースター接種を急ぐべきだという声が上がっている。しかし、このペースで陽性者が増えれば、ブースター接種など間に合わないのは、指数関数を理解していれば明らかだ。単純計算でいくと2週間後には1日80万人が感染することになる。もちろん、実際には免疫保有者が増えるので、ある程度まで感染者が増えると頭打ちになるが、今後一ヶ月のうちに数千万人の人が感染しても全く不思議ではない。今からワクチン

    オミクロン株の波をどう乗り切るか|hkakeya
    paravola
    paravola 2022/01/12
    (現実的)最も有効で現実的な方策は、感染が急増する今後1ヶ月程度の間、重症化しやすい高齢者や持病のある人に、できるだけ他の人との接触を控えてもらうことである
  • オミクロン株の変異について ~数理的思考の勧め~|hkakeya

    Twitterと違ってnoteのいいところは、字数制限がないので数理的な議論をじっくりできることである。これまでも、日で新型コロナ陽性者(デルタ株)が減った原因に関する考察などで、そうした議論を行ってきた。 新型コロナウイルスのパンデミックで気づいたのは、生命科学者の多くは数理的思考が非常に苦手なことである。特に、塩基配列の変異について確率論的な考察ができる人は非常に少ない。新型コロナウイルスに特徴的なフーリン切断部位の挿入に関する議論でもそれを感じることが多かったが、オミクロン株の変異に関する議論でもまた同じ状況が起きた。 オミクロン株はスパイク蛋白に非常に多くの変異があり、これまでの変異株と大きく異なる。一つの特徴として、マウスのACE2受容体結合部位に非常に付きやすくなっている点があり、それゆえヒトからマウスに感染し、マウスの感染に最適化するように変異を繰り返したのち、ヒトに再感染

    オミクロン株の変異について ~数理的思考の勧め~|hkakeya
    paravola
    paravola 2022/01/09
    荒川氏の解説にもあるが、この種の変異パターンがランダムに起こる確率は非常に低い/Yuri Deiginは、人工的な変異を入れた変異株をマウス内あるいは抗体下で継代培養したものであるという見解を示している
  • 利益相反の虚偽申告を罰する法律の必要性|hkakeya

    多くの日人が侵されている病の一つに、行き過ぎた性善説がある。天安門事件、少数民族弾圧、宗教弾圧などを行ってきた現代のナチスと言うべき中国に対して、彼らの善意を前提にして経済援助や関係強化を続けてきたのもその病気が原因である。その病の根底にあるのは、自分が良く思われたいという意識の強さである。それゆえ、目先の争いを避けることが平和的であると考えてしまう。そうした自称「平和主義者」は、中国を経済的に発展させることが、彼らの軍拡を加速化させ、戦争を近づける行為であるという現実に目を背け続けてきた。今や中国台湾への軍事侵略は、いつ起こっても不思議ではない。この軍事的緊張を生んだのは、中国の善意を信じて援助を続けてきた「平和主義者」である。 過剰な性善説の弊害は、外交・国際関係以外にも見られる。その一つが、医薬産業複合体の善意の過信である。新型コロナウイルスに関して、その治療や感染対策に関して利

    利益相反の虚偽申告を罰する法律の必要性|hkakeya
    paravola
    paravola 2021/12/19
    (ないのか)学界に自浄作用がない以上...
  • 多くの医師が新型コロナで「外し」続けた理由|hkakeya

    まず、お断りしておくが、タイトル中の「医師」は、SNSで積極的に発言し多くのフォロワーを獲得している、一般的に「医クラ」と呼ばれる人たちのことを指す。私は深層学習(AI)でCT画像を分析する研究を行っており、そこで多くの医師と共同研究しているが、その先生たちは「医クラ」とは全く違う人種である。同じ医師でもなぜそこまで違うかは、この論考の後半で考察する。 私は新型コロナウイルス問題を巡って、「医クラ」としばしば意見を違えた。そして、ほぼ全てのケースで私の方が正しく、彼らは間違っていた。その中でも最も差が際立ったのは、新型コロナウイルスの起源を巡る問題である。新型コロナ研究所起源の可能性を公の場で論じた科学者は海外には一定数いるが、日の科学者では私が唯一に近い。ただし、公言しないものの、研究所起源の可能性が高いと考える科学者は少なくなく、裏で私にコンタクトをとってくる人たちもいた(ただし、彼

    多くの医師が新型コロナで「外し」続けた理由|hkakeya
    paravola
    paravola 2021/12/16
    (各国ともそう。「クーデター」)ネットで目立つ「医クラ」と呼ばれる人たちの共通点は、研究者としての実績が非常に乏しいことである。研究者としての実績は、Scopusなどで確認することができる
  • 日本で新型コロナ陽性者が減った原因に関する考察(その1)|hkakeya

    で新型コロナウイルス陽性者が減った理由については、多くの人が議論をしている。今の時点で言えることは一つである。それは、何が原因かは科学的に証明されていないということである。よって、現時点で分かったかのような説明をしている人は、全員非科学的な人間であると考えてよい。 もちろん、いくつかの仮説はある。しかし、それらはあくまで仮説でしかない。ある仮説が、実際に起きている現象を説明できるからといって、それが正しいとは限らない。過去のデータに対してフィッティングできる理論はいくらでも作れるが、それが将来起きる現象を正しく予測できるとは限らない。その一方で、実際に起きた過去の現象を説明できないものは、間違いであると断言することができる。その理論は、観察によって既に反証されたものだからである。 医師の中には、人流低下あるいはワクチン接種率の上昇だけで、感染者の急減を説明できると主張する人が少なくない

    日本で新型コロナ陽性者が減った原因に関する考察(その1)|hkakeya
    paravola
    paravola 2021/11/30
    ワクチンの効果だけなら、実効再生産数はピークの70%ぐらいにしかならないはずである。にもかかわらず40%以下になっているのであるから、その差を埋める何らかの要素がなければ、現実に起きた感染者減は説明できない
  • "What really happened in Wuhan"(武漢で本当は何が起こったか)を読んで(最終回)|hkakeya

    23章 ウジ虫の詰まった缶(A Can of Worms) "What really happened in Wuhan"の中で、最も注目すべき章を一つ選べと言われたら、私はこの23章を挙げる。章のタイトルになっている"A can of worms"という表現は、今年6月のKatherine EbanによるVanity Fairの記事にも登場する。 米国務省高官のThomas DiNannoが、新型コロナの起源について追究しようとしていたとき、政府内部で「これ以上調べるとウジ虫の詰まった缶の蓋を開けることになるぞ」と警告を受けたという話である。米国政府の内部で、中国の工作がいかに深く浸透しているかを象徴するやりとりである。 Christopher Fordを中心とした政府内部の中国擁護派からの抵抗にもめげず、DiNannoとDavid Asherは真相究明の努力を続けた。そして開催にこぎつ

    "What really happened in Wuhan"(武漢で本当は何が起こったか)を読んで(最終回)|hkakeya
    paravola
    paravola 2021/11/24
    ウジ虫の詰まった缶(A Can of Worms)/米国務省高官のThomas DiNannoが、新型コロナの起源について追究しようとしていたとき、政府内部で「これ以上調べるとウジ虫の詰まった缶の蓋を開けることになるぞ」と警告を受けた
  • "What really happened in Wuhan"(武漢で本当は何が起こったか)を読んで(その4)|hkakeya

    What Really Happened In Wuhan: A Virus Like No Other, Countless Infections, Millions of Deaths (English Edition) www.amazon.co.jp 14章 声を上げ始めた科学者たち(その3) 新型コロナウイルスの研究所起源説は、なぜ長い間陰謀論扱いされたのか。この章では、私も月刊誌WiLLなどで紹介してきたカリフォルニア大学バークレー校のRichard Muller名誉教授の発言が引用されている。 一つは、2020年当時にメディアや学界で蔓延していた反トランプ感情である。トランプが研究所起源を言い出している以上、その正しさを証明するような行動に加担すれば、トランプが選挙で有利になる。つまり、ジャーナリストも学者も、自らの党派性のために、仕事上与えられた使命であるはずの事実や真

    "What really happened in Wuhan"(武漢で本当は何が起こったか)を読んで(その4)|hkakeya
    paravola
    paravola 2021/11/21
    Nature誌で研究所起源説を執拗に攻撃する記事を書き続けた記者がいる。当初、彼女は客観的立場を装っていたが、後にエコヘルスアライアンスのPeter Daszakと懇意だったことが判明したのである
  • 1