経済学 (ブックガイドシリーズ―基本の30冊) 作者: 根井雅弘出版社/メーカー: 人文書院発売日: 2014/06/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 根井雅弘編『ブックガイドシリーズ 基本の30冊 経済学』人文書院 根井雅弘様、神野照敏様、藤田菜々子様、若森みどり様、ご恵存賜りありがとうございました。 ハロッドはケインジアンの立場から、資本主義の発展とともに「利子」がゼロに近づくと考えました。 そのような状況の下で、「金利生活者」たちが没落することを歓迎しました。 ところが他方で、上流階級者がいなくなったら、文明が崩壊するのではないか、と危惧しました。それで相続税については、これを撤廃すべきだと主張したのです。 現代の視点から考えると、賛成できませんね。 まず利子がゼロになるというわけではなく、資本収益率はある一定の水準を維持しているようです。資本収益率が一定
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