国内新興のCellidが開発したARグラス。リファレンスデザイン(参照設計)としてユーザー企業に提供し、共同開発や用途開拓などを進める(出所:Cellid) 2025年は「AR(拡張現実)グラス元年」になる――。米Meta(メタ)がグラス型デバイス「Ray-Ban Meta」シリーズを2026年末までに1000万台販売することを目指すなど市場が活発化する中、日本から世界市場を狙うのがスタートアップのCellid(セリッド、東京・港)だ。同社はARグラス普及の鍵となる「1人1台」時代の到来を目指し、3つの壁に挑む。 CellidがARグラスの普及に向けて重要視するのは、次の3点だ。(1)迅速な量産体制の確立と実績作り(2)視野角と重量、消費電力、色の均一性の間にある技術的なトレードオフの解決(3)プラスチック素材の革新によるガラスレンズの置き換え――である。 同社の事業領域は、ディスプレーモ

