アメリカは核攻撃型トマホーク巡航ミサイルを完全廃棄する方針を固めました。なお各マスコミでは「トマホーク廃棄!」と全てのトマホークが廃棄されるような報道が目立ちますが、通常弾頭型トマホークはこれまで通り維持されますので、注意して下さい。また「退役」という表現も間違いです。退役ではなく廃棄です。何故なら既に退役済み(ただし保管中)だからです。 トマホーク廃棄へ、「核の傘」は他の兵器で:読売新聞 米が核戦略見直しで「トマホーク退役」明記検討:朝日新聞 米国:トマホーク廃棄へ 段階的に、日本も容認:毎日新聞 実は既に核攻撃型トマホークはブッシュ父政権時代に退役しており、その核弾頭W80は外されて地上施設に封印保管されていました。ただし引っ張り出して再整備すれば現役復帰も可能な状態でした。これをブッシュJr政権時代の2007年に、戦略軍のカートライト司令官(当時)と海軍の方から「W80はもう必要ない