こんにちは、編集者の徳谷柿次郎です。のっけからビール片手に失礼します。すいません、飲まずにいられなくて…… 目の前でこんなのがジュウジュウしてたら。そう、バーベキュー中なんです。 ただし、今日のバーベキューはひと味違います。 本日はこちらの「焚火台」を使います。 おじさんになると、焚火好き度が一気に上がりませんか? 日々の喧騒を忘れ、ただただ揺れる炎を見つめていたい……なんて思いに3日に一度は襲われません? ただし、最近では、地面で直接焚火をすること(直火)はほとんどのキャンプ場で禁止されており、焚火台が欠かせません。 この焚火台、なかにはバーベキューグリルとしても使えるものもあるんです。アウトドア用品ってそういくつも買えませんから、2つの用途を兼ねてくれたらお小遣い的にも最高じゃないですか……? ということで今回は、価格&目的に合わせて選べる3種の焚火台を紹介します! 焚火台 松竹梅 ま
2017年6月22日(木曜日) (はじめに) 玄田有史東京大学教授の編集で『人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか』(慶應義塾大学出版会)という書物が出版された(以下、本書と呼ぶ)。この本の帯にもあるように、これはまさに現在の日本経済の「最大の謎」に挑む試みだと言えよう。実は筆者自身も、このオピニオン欄などで何回か雇用と賃金の問題に取り組んできた(注1)。ただし、従来の筆者の考察は主に「日本的雇用」(大企業の正社員を中心としたメンバーシップ型雇用)に焦点を当てたものである一方(注2)、現実の日本の労働市場は遥かに複雑で多面的なものである。 この点、本書の大きな特徴は、敢えて書物としての見解の統一性に拘ることなく、総勢20名以上の研究者を動員することで、序と結びを併せて18章にも及ぶ多様な観点からこの「謎」に挑んだことにあろう。具体的には、正規・非正規雇用の違いに注目しつつ(【正規】)、正統
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