Published 2022/08/17 10:24 (JST) Updated 2022/08/17 10:44 (JST) 「趣味の魚突きをするために長崎に移住してきたのに(必要な)道具が使えなくなりそうで困る」-。長崎新聞の情報窓口ナガサキポストのLINE(ライン)に、東京から長崎県内に昨年移り住んだ20代男性から、こんな意見が寄せられた。取材すると、県が地元漁業者とのトラブルを理由に愛好家(遊漁者)の漁具を規制しようとしているのに対し、全国から反対意見が寄せられ、使用を継続できるよう漁業者との協議を求める署名活動に発展していた。 魚突きは、ウエットスーツにシュノーケル、足ひれ姿で海に潜り、鋭利な金具を棒の先端に付けた漁具「やす」で魚を突き刺して捕る遊び。ゴムの力で棒状の本体を押し出す。県漁業調整規則では、手に握ったまま突くのは認められている。 魚種が豊富な長崎の海は、全国の愛好家に