八田真行のツイート経由で知った記事だが、Google、Facebook、マイクロソフト、DeepMind、OpenAI といった企業は哲学者を雇うべきと主張する記事である。なんでテック企業に哲学者が必要なのか? この記事の著者である Tobias Rees は The Transformations of the Human プロジェクトのディレクターを務める人類学者なのだが、その彼から見るとテック企業の人間理解が現実に即していないとのこと。 それはつまり、何をもって人間は人間足るのか、人間のみが持ちうる知性とは何なのかという命題につながる。そこで人工知能(AI)や機械学習について考える場合、人間には知性があるが機械にはないとか、生物のみが意識を持ち思考や理解ができるとか、自然と人工物には明確な区別があるとか決めてかかるのは危ういわけである。むしろ、自然と人工物、人間と機械の連続性が見えて
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