きのうの「言論アリーナ」で話題になったのは、厚労省や朝日新聞の時代錯誤な温情主義は、政治的なレトリックなのか本気なのか、ということだった。厚労省が本音をいうことはないが、hamachanはその本音を知る上で貴重なサンプルだ。彼は松井さんの記事の重箱の隅はつつくが、「5年で正社員にしろという規制をしたら5年で雇い止めされる」という論旨には何もコメントしない。 これは城さんによると「本人は労働契約法の改正はまずかったと思っているが、組織としては誤りを認めるわけに行かないので、本筋と関係ない法律論でイヤミを言っている」のだそうだ。しかし私の同期で旧労働省に入った友人は、「小泉政権で雇用調整助成金を切ったのは忸怩たるものがある。労働者を守るというわれわれの任務を果たせなかった」と言っていた。 たぶん、これは世代の違いだろう。私の世代では、労働省というのは滑り止めの三流官庁で、彼も通産省を落ちて労働
構造改革を推し進め、「失われた10年」から 日本経済を浮上させた小泉内閣の 経済閣僚として活躍したのが、竹中氏だ。 不況に苦しむ今の日本の状況を どう見ているのか。 今の経済を航海中の船に例えれば、船室の一部がちょっと明るくなってきた、という感じだと私は思っています。しかし実は、船は沈み続けているんですね。油断したら大変なことになります。 実は日本経済は80年代も90年代も沈んでいました。しかし、公共事業を打つことで、一瞬は回復をみせた。株価も短期的に反応した。それを景気が戻ってきたと勘違いしてしまった。 ところが、もう長い間、日本は沈み続けているんです。そして残念ながら、日本はそのことに気付かず、過去からほとんど学ばなかったんです。 今の政治を見ていると、私は、かつて東京都を率いた美濃部知事を思い出さざるを得ません。公害条例から老人医療の無料化まで、美濃部都政は都民から支持を得られる政策
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