「慶野松原荘」が、リニューアルオープン 兵庫県南あわじ市が運営し、赤字が続いてきた国民宿舎「慶野松原荘」が、リニューアルオープンした。 指定管理制度を新たに導入し、同市阿那賀の観光旅館「うめ丸」が運営する。 地場産業の瓦や農漁業などと連携した「地元密着型」の宿泊施設として、団体客や外国人客の利用増を目指す。 慶野松原荘は1969年に旧西淡町が開業。海水浴客でにぎわい、明石海峡大橋開通時には年間7万人を超える利用者がいたが、近年の平均利用者数は3万人台。2009年度以降は9年連続で赤字が続いた。 同市は指定管理への移行を決め、うめ丸を選定。昨年11月からはすべての営業を休止し、約1億3千万円かけて、老朽化した電気設備や空調、クロス、大浴場などの改修を進めてきた。 リニューアルオープン後も、宿泊料は条例で定められているため変わらない。料理はビュッフェスタイルを基本に、懐石料理にも力を入れる。