6年連続V逸の阪神。救世主は、今季限りで中日を退団する落合博満監督しかいないだろう。 ついにマジック4が点灯し“監督力”をみせつけたわけだが、これが12球団一の戦力を擁する阪神で指揮を執れば、来季の優勝間違いなしだ。来季まで契約がある真弓明信監督(58)の続投は既定路線だが、采配に対するファンの怒りは頂点に達し、坂井信也オーナーまでが罵声を浴びている。 来季、何が何でも7年ぶりのリーグ優勝するにはどうするべきか。「落合が今の阪神の戦力を率いて采配をふるえば、ぶっちぎりの優勝は間違いない」。球界OB、関係者の誰もがこう太鼓判を押す。2004年に中日監督就任以来、リーグ優勝、2位、リーグ優勝、2位から日本一、3位、2位、リーグ優勝。阪神が招へいすれば、優勝確率が高まるだけではない。古巣との“遺恨戦”を繰り広げれば、セ・リーグの新たな看板カードになる。 中日にクビを切られ、雪辱に燃える星野