[対談]乙武洋匡×安藤哲也「父として、社会を考える」(2) (撮影/後藤 渉) 教員経験もある作家の乙武洋匡氏と、ファザーリング・ジャパンなどのNPO代表理事を務める安藤哲也氏。ともに3児の父である2人が、今の時代の子育てについて語り合った――。 安藤哲也: 今の時代って自己責任論が強いのですが、子育てについてもそんなムードがあると思うんですよね。ママたちやパパたちのなかには、必要以上に「ちゃんとやらなきゃまわりから何を言われるかわからない」っていうプレッシャーを感じ続け、潰れそうになっている人がたくさんいます。 乙武洋匡: 私もその風潮は感じますが、なぜそんなふうにギスギスし始めたんでしょうね? 安藤: 発端は今から20年ほど前、「少子化」が騒がれ始めた頃にあったと思います。1990年に1.57ショック(※厚生省発表の人口動態調査で、合計特殊出生率が過去最低の1.57になった)が起
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