前後輪にブレーキの付いていない競技用自転車(ピストレーサー)で公道を走ったとして、神奈川県警中原署は6日、川崎市中原区の男性派遣社員(28)に対し、道交法違反(制動装置不良自転車)の疑いで交通切符を切った。ブレーキの付いていない自転車運転の摘発は県内初。 同署によると、男性は同日午前11時15分ごろ、川崎市中原区小杉御殿町の県道で、ブレーキのない自転車で走っていた。 道交法では公道を走る自転車の前後輪にブレーキの装着を定めているが、ファッション性などを重視してブレーキを付けない違反者が増えており、県警が取り締まりを強化していた。 男性は「ブレーキを付けなければいけないのは知っていた。運転していて、自分でも怖かった」と話しているという。