大阪市住吉区で7月、大阪府営住宅(13階建て)7階の共用廊下から男性(46)が約17メートル下の地面に転落死する事件があり、大阪府警は12日、投げ落として殺害した疑いが強まったとして、知人の同市東住吉区公園南矢田、無職新木寛容疑者(65)を殺人容疑で逮捕した。 転落直後には走り去る2人組が目撃されており、府警は他にも関与した人物がいるとみて調べる。 死亡したのは、同市淀川区の無職前原政介(まさゆき)さん。7月26日午後1時頃、住吉区苅田の府営住宅の共用廊下にある手すり壁(高さ約1・3メートル)の外側に両手でしがみついてぶらさがり、叫び声を上げているのが付近住民に目撃され、その後、駐輪場に転落。全身を打ち、搬送先の病院で死亡した。