タグ

ブックマーク / sorae.info (46)

  • IST「ねじのロケット」打ち上げ実施、2019年以来2度目の宇宙空間到達に成功!

    【▲ エンジンが点火され離床する「ねじのロケット」(MOMO7号機)。ISTによる打ち上げのライブ配信より(Credit: インターステラテクノロジズ)】インターステラテクノロジズ(IST)は2021年7月3日、北海道大樹町の北海道スペースポートから観測ロケット「ねじのロケット」(MOMO7号機)の打ち上げを実施しました。ISTによると今回の最高高度は約100km(暫定値)で、2019年に打ち上げられた「MOMO3号機」以来となる宇宙空間到達に成功しています。 ■全面改良した「MOMO v1」による宇宙空間到達に成功当初「ねじのロケット」の打ち上げ日時は7月3日11時ちょうどが予定されていましたが、上空にある氷結層が打ち上げ基準を満たさなかったため、次の打ち上げ可能時間帯である16:05~17:50に変更されていました。 ISTによると、17時45分に打ち上げられたねじのロケットは4分後の

    IST「ねじのロケット」打ち上げ実施、2019年以来2度目の宇宙空間到達に成功!
    peketamin
    peketamin 2021/07/04
  • 重力レンズ効果が生む「アインシュタインの十字架」が一度に12個みつかる

    【▲ 今回新しくみつかった重力レンズ効果によって4つに分裂してみえるクエーサーの画像。「アインシュタインの十字架」と呼ばれる。(Image Credit:The GraL Collaboration)】ヨーロッパ宇宙機関(ESA)は4月7日、ESAの位置天文衛星ガイアのデータを使って、ガイア重力レンズワーキンググループが、重力レンズ効果によって4つに分裂してみえるクエーサー、いわゆる「アインシュタインの十字架(Einstein Cross)」を一度に12個も発見したと発表しました。 ほとんどの銀河の中心には超大質量のブラックホールがひそんでいますが、この超大質量ブラックホールが、周りのガスや塵を渦を巻いて吸い込むと、ガスや塵同士の摩擦によって、莫大な熱が発生し、ガスや塵がプラズマ化して、X線から可視光線、電波にいたるまで、さまざまな光(電磁波)で強烈に光り輝きます。これがクエーサー(活動銀

    重力レンズ効果が生む「アインシュタインの十字架」が一度に12個みつかる
  • 宇宙から見たロケット打ち上げ光景 ISSからの眺望が美しい動画

    いまの時代、ロケットを打ち上げる光景はめずらしいものではなくなりました。しかし、その光景はロケットが地上から宇宙へと空高く上がっていく様子がほとんどでしょう。こちらの動画では、ISSから見た、地上から地球軌道上へと上昇していくロケットの小さな姿が紹介されています。 写っているのは、2018年11月にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたロシアのソユーズFGロケットで、ISSに必要な物資を運ぶためのプログレスMS-10補給船(「71P」とも呼ばれています)モジュールを搭載しています。 約15分の映像を90秒に凝縮した動画の最大のハイライトは、ロケットがスラスタ(thruster:ロケットエンジン)を噴射し、切り離された下段が地球の大気圏へと落下していく様子です。動画内に示されている矢印に注意してご覧ください。 左下に見える地球の街明かりや雲、画面の中央を斜めに走る青色や金色に彩

    宇宙から見たロケット打ち上げ光景 ISSからの眺望が美しい動画
    peketamin
    peketamin 2021/04/08
  • ついに姿を見せたH3ロケット、打上げまで道のりとロケット外観の変化

    2021年3月18日、JAXAは種子島宇宙センターでH3ロケット極低温点検を行い、ロケットおよび地上設備の機能等の確認をしました。これはH3ロケットプロジェクトにとって大きな前進です。点検の結果と今後の計画、ロケットの見た目の変化を追っていきます。 点検時のH3ロケット(Credit: 金木利憲)初めての全機結合・総合システム点検最初に記すべきは、この点検で始めて、H3ロケットの主要部品が全て結合されたということでしょう。主要部品とは、上部からフェアリング・コア機体(2段目・1段目の総称)・固体ロケットブースタ(SRB-3)です。 全機結合され射点にたたずむH3(Credit: 金木利憲)ただし、点検に問題ない範囲でダミー品を使用したり、取付を省略した部品もあります。 ダミー品を用いたのは、フェアリングと第1段エンジンです。取付を省略したのは火工品と呼ばれる導爆線(中に火薬が詰まった金属チ

    ついに姿を見せたH3ロケット、打上げまで道のりとロケット外観の変化
    peketamin
    peketamin 2021/03/27
  • 宇宙の始まりの出来事「ビッグバン」とは? 理論や命名についても解説

    現在の宇宙論では、宇宙は138億年前に超高温・超高圧の火の玉が爆発することで始まったと考えられています。この大爆発のことを「ビッグバン(Big Bang)」と呼んでいます。宇宙は超高温・超高圧の状態から始まり、現在も膨張を続けているのです。 特集では、宇宙の始まりの出来事「ビッグバン」をわかりやすく解説していきます。 ※「ビッグバン」の事を「ビックバン(Bic Bang)」と表現されているサイトもありますが、天文現象を表す場合は「ビッグバン」が正しい表記です。 静的な宇宙【▲ 宇宙進化のタイムライン (Credit: NASA)】20世紀初めまでは宇宙には始まりも終わりもなく永遠不変のものだと考えられていました。 万有引力を発見したニュートンは、『宇宙が有限の大きさで有限個の星があるなら、星同士の重力でいつか収縮してしまうだろう』と指摘しています。しかし、宇宙空間が無限で無限個の星が一様

    宇宙の始まりの出来事「ビッグバン」とは? 理論や命名についても解説
    peketamin
    peketamin 2021/03/23
  • オウムアムアの正体に新説、冥王星に似た天体の破片が数億年かけて飛来した可能性

    アメリカ惑星科学研究所の名誉上席研究員William Hartmann氏による扁平な形をしたオウムアムアの想像図(Credit: William Hartmann)アリゾナ州立大学のSteven Desch氏とAlan Jackson氏は、2017年10月に発見された観測史上初の恒星間天体「オウムアムア(’Oumuamua)」について、冥王星のような天体の破片だった可能性を示した研究成果を発表しました。両氏は同様の天体の観測を通して太陽系外の冥王星に似た天体の表面組成を直接調べる機会が得られるかもしれないと期待を寄せています。 ■発見時点で最大50メートルに満たない窒素の氷でできた天体だった可能性太陽系の天体にはあまり見られない細長い形あるいは扁平な形をしていると予想され、彗星のようにガスを噴出する様子が観測されなかったにもかかわらず重力だけでは説明できない速度の変化を示したオウムアムアの

    オウムアムアの正体に新説、冥王星に似た天体の破片が数億年かけて飛来した可能性
    peketamin
    peketamin 2021/03/20
  • はやぶさ2カプセルの展示内容と、一般からのメッセージ入りメモリーチップの往復航行達成

    3月5日、JAXAは記者説明会で「はやぶさ2」サンプル解析と地球帰還カプセルの現状について説明しました。サンプルはC室の観察に進み、カプセルの状態は良好で、内面は「新品のように見える」というほどの状態だとのこと。新型コロナウイルス感染症の動向次第ではありますが、一般への公開予定も発表されました。また、「星の王子さまに会いにいきませんかミリオンキャンペーン2」で托されたメッセージを収めたメモリーチップが、無事小惑星往復を成し遂げたという報告もありました。 小惑星リュウグウのサンプルはC室の観察へサンプルコンテナC室試料の重量測定と、光学顕微鏡による観察が始まっています。 3つの観察用容器に分けられたリュウグウの粒子は合計1.51gですが、別に取り分けた粒子もあるということで、実際の重量はこれより少し重くなります。 C室サンプルの一部(Credit: JAXA)カプセル展示について帰還カプセル

    はやぶさ2カプセルの展示内容と、一般からのメッセージ入りメモリーチップの往復航行達成
    peketamin
    peketamin 2021/03/10
  • 天の川銀河で地球のような水の惑星は珍しくない? 最新研究により判明

    NOAAのGOES-East衛星により撮影された地球の画像。今回の研究成果によれば地球のような液体の水に覆われた地球型惑星は天の川銀河において珍しくないかもしれないという。(Image Credit: NASA/NOAA/GOESプロジェクト)デンマークにあるコペンハーゲン大学のアンダース・ヨハンセン教授率いる研究チームは2月18日、新しい惑星形成理論に基づいたコンピューターモデルを使ってシミュレーションをおこなった結果、地球、金星、火星などのような地球型惑星(岩石惑星ともいう)においては、広く液体の水が存在する可能性があることが解ったと発表しました。研究チームによれば、この研究成果は、天の川銀河で形成される地球型惑星一般にあてはまり、天の川銀河において地球のように液体の水を持つ惑星は”けして珍しいものではない可能性”があるといいます。 これまでの惑星形成理論では、原始太陽系円盤に含まれる

    天の川銀河で地球のような水の惑星は珍しくない? 最新研究により判明
    peketamin
    peketamin 2021/03/03
  • かにパルサーの閃光とパルサーを発見した女性天文学者の「栄光」

    このわずか2秒の動画は、おうし座にある「かに星雲」として知られるパルサー(かにパルサー)の閃光を捉えたものです。画面中央のすぐ左上あたりを注視して見てください。この動画は、パルサーが点滅している時にだけ撮影された画像と、他の相対的な時間帯に撮影された画像を合成して作成されています。 かにパルサーは1054年に出現した超新星の残骸(中性子星)と考えられており、1秒間に30回も自転しています。パルサーとは「強い磁場を持ち回転する中性子星」のことです。 かに星雲の光学データ(赤色)とX線画像(青色)を合成した画像 中央の白い点がかにパルサー(Credit: NASA)かにパルサーの点滅は、1957年シカゴ大学で開催された公開観測に参加していた無名の女性によって、最初に発見された可能性があるとも言われています。しかし、1967年に最初のパルサーを発見したジョスリン・ベル・バーネル(Susan Jo

    かにパルサーの閃光とパルサーを発見した女性天文学者の「栄光」
    peketamin
    peketamin 2021/02/15
  • NASA「ゲートウェイ」2024年に建設開始、最初の打ち上げにファルコンヘビーを選定

    建設開始時点での月周回有人拠点「ゲートウェイ」を描いた想像図(Credit: NASA)アメリカ航空宇宙局(NASA)は現地時間2月10日、建設の準備が進められている月周回有人拠点「ゲートウェイ」について、最初の打ち上げを担うロケットにスペースXの「ファルコンヘビー」が選定されたことを発表しました。打ち上げは2024年5月以降とされており、これをもってゲートウェイの建設がスタートすることになります。 NASAによるとゲートウェイは国際宇宙ステーション(ISS)のおよそ6分の1の大きさで、有人月面探査計画「アルテミス」における中継地点として機能します。ゲートウェイが建設されるのは地球からの輸送コストが月の低軌道に建設する場合と比べて約7割と比較的小さな「NRHO(near-rectilinear halo orbit)」と呼ばれる細長い楕円軌道で、アルテミス計画で探査が予定されている月の南極

    NASA「ゲートウェイ」2024年に建設開始、最初の打ち上げにファルコンヘビーを選定
    peketamin
    peketamin 2021/02/12
  • 冥王星を離れゆく探査機「ニュー・ホライズンズ」が見た氷の地平線

    探査機「ニュー・ホライズンズ」が撮影した冥王星の地平線(Credit: NASA/JHUAPL/SwRI)今まさに目の前に冥王星の景色が広がっているかのようです。 2015年7月14日、NASAの探査機「ニュー・ホライズンズ」は2006年の打ち上げから9年の時を経て、地球からおよそ48億キロメートル離れた冥王星に最接近しました。ニュー・ホライズンズは地球の人工衛星のように冥王星を周回することはせず、近くを通り過ぎていく軌道をとっています。この画像はその最接近から15分後、冥王星から約18,000キロメートル離れたところでニュー・ホライズンズが後ろを振り返って冥王星を撮影したときのものです。 振り返った冥王星のはるか先には太陽があり、冥王星の夕暮れ時のような画像になっています。右側には平らな部分が大きく広がっており「スプートニク平原」と呼ばれています。反対に左側は山々が連なり、手前が「ノルゲ

    冥王星を離れゆく探査機「ニュー・ホライズンズ」が見た氷の地平線
    peketamin
    peketamin 2021/02/10
    一人で撮って送ってきてくれたんだと思うと切ないやら健気さを感じるやら
  • SFさながらのスペースコロニーを準惑星「ケレス」上空に建設する計画 最大収容人数は世界人口の約1万倍!

    フィンランド気象研究所の宇宙物理学者であるPekka Janhunen氏が、火星と木星のあいだに広がる小惑星帯(アステロイドベルト)にある準惑星「ケレス」に人類を入植させる新しいアイディアを展開しました。Janhunen氏は、太陽風の荷電粒子を受けて宇宙船を推進する「エレクトリックセイル(電気帆)」の考案者としても知られます。 火星や月の表面は低重力環境であり、人の健康への長期的な影響が懸念されることから居住に適さないと考えている宇宙科学者らは、火星や月の代替案として自転することで得られる遠心力で人工的に重力を作り出すスペースコロニーの建設を提案してきました。古くは、米国・プリンストン大学教授のGerard O’Neill教授が1974年に超巨大な「シリンダー(円筒)」状のスペースコロニーのアイディアを論文誌上に発表しています。 O’Neill教授が発案したスペースコロニーの内部(Cred

    SFさながらのスペースコロニーを準惑星「ケレス」上空に建設する計画 最大収容人数は世界人口の約1万倍!
    peketamin
    peketamin 2021/01/30
  • 総勢18名! NASAがアルテミス計画で月に降り立つ宇宙飛行士を選出

    アルテミス計画のロゴマーク(Credit: NASA)NASAは12月10日、将来の持続的な有人月面探査の足掛かりとなる「アルテミス計画」でミッションに臨む18名の宇宙飛行士が選出されたことを発表しました。アルテミス計画では2024年に最初の有人月面探査ミッション「アルテミス3」が実施される予定となっており、18名のうち2名が1972年12月の「アポロ17号」以来半世紀ぶりに月へ降り立つことになります。 「アルテミスチーム(Artemis Team)」として今回発表された18名はすべてアメリカの宇宙飛行士です。いずれも専門知識を有するエキスパートであり、スペースシャトルでの飛行経験があるベテランの飛行士や発表時点で国際宇宙ステーション(ISS)に滞在している飛行士もいますが、半数の9名は宇宙飛行が未経験。発表では日などのアルテミス計画に協力する国も含め、必要に応じて宇宙飛行士がチームに追

    総勢18名! NASAがアルテミス計画で月に降り立つ宇宙飛行士を選出
    peketamin
    peketamin 2020/12/15
  • 太陽系の形成に費やされた時間は20万年未満だった!

    太陽系の形成を表した想像図 (Credit: NASA)太陽系が形成された時間を見積るとざっと20万年だった――そんな研究結果が米国のローレンス・リバモア国立研究所のGreg Brennecka氏が率いる研究グループによって報告されました。 太陽や地球など太陽系の惑星は、ガスや塵からなる大きな雲(分子雲)が潰れることで誕生したと考えられています。ガスの雲が潰れてから太陽が「点灯」するまでに経過した時間は100~200万年と見積もられていますが、太陽系の形成に費やされた時間は不明でした。 研究グループは太陽系の形成に費やされた時間を推定するために、アルミニウム(Al)とカルシウム(Ca)を豊富に含む「CAI(calcium-aluminium–rich inclusion)」と呼ばれる物質に着目しました。 CAIは地球上に落下した隕石にマイクロメートル~センチメートルのオーダーで含まれている

    太陽系の形成に費やされた時間は20万年未満だった!
    peketamin
    peketamin 2020/11/19
  • 恒星の種類によるハビタブルゾーンの違いを解説した図表

    ハビタブルゾーン(ゴルディロックスゾーン)の恒星種類別比較図表ハビタブルゾーン(地球型生命が居住できる可能性のある領域)はゴルディロックスゾーンとも呼ばれ、恒星の周りを公転する惑星の表面に、液体の水が存在できるような、暑すぎたり寒すぎたりしない温度の領域のことです。 この図表では、太陽のような黄色のG型星、オレンジ色のK型星(橙色矮星)、赤色のM型星(赤色矮星)の3種類の恒星が比較されています。K型星とM型星は、どちらも太陽より表面温度が低く、太陽ほど明るくありません。 図表上段のM型星には、恒星のすぐ近くに小さなハビタブルゾーンが存在します。また、寿命は1,000億年ほどの長寿の星で、天の川銀河にある星の約73%を占め、とてもたくさん存在する星です。しかし、非常に活発な磁場を持っているため、生命に有害な放射線を多く出している可能性があります。そのX線の放射量は、静穏時の太陽の400倍と推

    恒星の種類によるハビタブルゾーンの違いを解説した図表
    peketamin
    peketamin 2020/11/05
  • 長野県に新設されたJAXAのアンテナが「はやぶさ2」への送信に成功!

    美笹新宇宙探査用地上局の54mパラボラアンテナ(Credit: JAXA)JAXA(宇宙航空研究開発機構)は10月6日、運用開始に向けて準備が進められている長野県佐久市の新しい地上局「美笹(みささ)深宇宙探査用地上局」(以下「美笹局」)において、小惑星探査機「はやぶさ2」への指令信号の送信に成功したことを発表しました。 美笹局で運用される54mパラボラアンテナは2019年に完成し、運用開始に向けた準備が進められています。2019年12月には「はやぶさ2」から送信されたX帯(8GHz帯)の電波を、2020年4月にはKa帯(32GHz帯)の電波を受信することに成功しており、残るは送信機能の確認のみとなっていました。 美笹局から「はやぶさ2」への指令信号の送信は2020年10月5日19時30分~22時30分にかけて、X帯(7GHz帯)の電波を使って実施されました。今回の送信成功により、美笹局の開

    長野県に新設されたJAXAのアンテナが「はやぶさ2」への送信に成功!
    peketamin
    peketamin 2020/10/09
  • ボイジャーが離脱した太陽圏は球形ではなく、やはり彗星のような形か

    長く伸びる太陽圏の尾(ヘリオテイル)を描いた想像図(Credit: NASA’s Scientific Visualization Studio/Conceptual Imaging Lab)1977年に打ち上げられたNASAの無人探査機「ボイジャー1号」と「同2号」は、どちらも「太陽圏(Heliosphere:ヘリオスフィア)」を離脱して星間空間に到達したとみられています。この太陽圏の形が3年前に発表された研究において指摘されたような球形ではなく、以前から考えられてきたように彗星のような形をしていたとする研究成果が発表されています。 ■NASAの観測衛星IBEXによる11年分以上の観測データから分析太陽圏は太陽風と星間物質が混ざり合う境界面である「ヘリオポーズ(Heliopause)」から内側の領域を指す言葉です。太陽風が星間物質と衝突して速度が落ち始める部分は「終端衝撃波面(Termi

    ボイジャーが離脱した太陽圏は球形ではなく、やはり彗星のような形か
    peketamin
    peketamin 2020/06/28
  • スペースX、スターリンク衛星の9回目の打ち上げに成功。58機を投入

    Credit: スペースX米スペースXは6月13日、衛星ブロードバンド「スターリンク(Starlink)」の打ち上げに成功しました。 今月3日の8回目に続き、9回目となる今回は58機を軌道に投入。スターリンクは小型衛星を低軌道に多数打ち上げ、世界中にブロードバンド通信を提供するスターリンク計画で、合計1万2000機の打ち上げが計画されています。既に最低限のエリアをカバーできる400基を超えており、中程度のエリアに対応できる800機に近づく勢いで数を増やしています。 2020年後半にはアメリカとカナダの一部でサービスを開始し、2021年には全世界をカバーすると想定しています。 なお、今回の打ち上げミッションは「Starlink 8」と名付けられていますが、2019年5月の1回目の軌道投入から数えると9回目になります。10回目となる次回の打ち上げは6月23日を予定しています。 Image: ス

    スペースX、スターリンク衛星の9回目の打ち上げに成功。58機を投入
    peketamin
    peketamin 2020/06/16
  • 土星に近づく大迫力の動画。CGじゃなくカッシーニが見た本物の映像

    (In Saturn’s Rings公開のオリジナル動画:https://youtu.be/UgxWkOXcdZU) もし宇宙船に乗って土星に近づくことができたらどのように見えるのでしょうか? 土星探査機カッシーニは2004年に土星に到着するまでの間に数千枚、土星軌道に入ってからは10万枚以上の画像を撮影しました。それらのうち初期の画像の一部をもとに、映画でもよく見かける「IMAX」形式(IMAX社が開発した規格)で作られた動画が公開されています。作成したのは「In Saturn’s Rings」というプロジェクトです。 動画では土星だけではなく土星の衛星である「タイタン」、大きなクレーター(ハーシェル・クレーター)を持つ「ミマス」、そして厚い氷に覆われ、間欠泉がある「エンケラドス」も順に見ることができます。また、中盤ではカッシーニが土星の環の近くを横切るように移動していき、土星の環が非常

    土星に近づく大迫力の動画。CGじゃなくカッシーニが見た本物の映像
    peketamin
    peketamin 2020/05/09
  • 白色矮星どうしの合体で誕生した「重い白色矮星」150光年先に確認

    太陽のような恒星はやがて巨大な赤色巨星になってガスを放出し、自ら核融合はしない白色矮星に進化すると考えられています。今回、平均的な質量の2倍近い重さを持つ白色矮星が、2つの白色矮星の合体によって誕生したとする研究成果が発表されました。 ■合体はおよそ13億年前と推定、地球の3分の2サイズで太陽よりも重い白色矮星どうしの合体を描いた想像図(Credit: University of Warwick/Mark Garlick)Mark Hollands氏(ウォーリック大学、イギリス)らの研究チームが観測したのは、「ぎょしゃ座」の方向およそ150光年先にある白色矮星「WDJ0551+4135」です。白色矮星の平均的な質量は太陽の約0.6倍ですが、WDJ0551+4135の質量は平均のほぼ2倍となる太陽の約1.14倍。太陽よりも重いのに、直径は地球の3分の2ほどしかありません。観測データを分析した

    白色矮星どうしの合体で誕生した「重い白色矮星」150光年先に確認
    peketamin
    peketamin 2020/03/06