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ブックマーク / horikawad.hatenadiary.com (28)

  • 「ヒアリ死亡例は確認されなかった」という一部報道を検証する - クマムシ博士のむしブロ

    テレビのニュース報道が「環境省の調査により海外でのヒアリによる死亡例は確認できなかった」と伝えていた。 news.livedoor.com 国内で相次いで発見されているヒアリについて、海外での死亡例は確認できなかったとして、環境省はホームページから表現を削除した。 日テレNEWS24 しかし、このブログの前回の記事でも検証したように、アメリカではヒアリの死亡例が確認されているのは明らかだ。 horikawad.hatenadiary.com 1998年までに累計で少なくとも44例のヒアリによる死亡ケースが確認されている。そして、これはだいぶ少なく見積もった数だ。個々の死亡ケースは、たびたびニュースになっている。たとえば2016年には、母親が死去した翌日に、葬式のアレンジのために干し草の上で電話をしていた娘が、ヒアリに襲われて亡くなったことが報告されている。 www.independen

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    peketamin 2017/07/20
  • 「ヒアリに刺されて年間100人死亡説」を検証する - クマムシ博士のむしブロ

    ヒアリ Solenopsis invicta. 撮影:松吏樹郎(大阪市立自然史博物館)(CC BY 4.0) 2017年になって、神戸、名古屋、大阪、そして東京で相次いで発見されている、侵略的外来種のヒアリ(Solenopsis invicta)。ヒアリは人を刺し、確率はきわめて低いものの、ときに死に至らしめることもある。このことから、連日のように報道されるヒアリ発見のニュースは、少なくない人々を不安にさせている。 前回の記事で紹介した、日語で書かれた唯一のヒアリ書籍『ヒアリの生物学』には、アメリカでは1年間で1400万人ほどがヒアリに刺され、そのうち100人ほどが死亡していると書かれている。*1 ヒアリの生物学―行動生態と分子基盤 作者: 東正剛,東典子出版社/メーカー: 海游舎発売日: 2008/04/01メディア: 単行この商品を含むブログを見る (追記:Amazonで在庫切れ

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    peketamin 2017/07/10
  • NASAが発表した「TRAPPIST-1の系外惑星群」のインパクト - クマムシ博士のむしブロ

    Image credits: NASA/JPL-Caltech (images used under NASA media usage guidelines) アメリカ時間の2017年2月22日、NASAは系外惑星に関する新たな発見について記者会見を開いた。その新発見の内容とは、「ひとつの惑星系に7つの地球サイズの系外惑星が存在すること」だった。これら7つの系外惑星のうち、3つは地表に液体の水が存在しうるハビタブル(生命棲息可能)な惑星である可能性が示された。 生命を宿せるような「第二の地球」候補になりうる系外惑星が3つも同じ惑星系内で確認されるのは、初めてのこと。今回の発見は、我々が想像していた以上に太陽系の外には生命の星がありふれていることを示唆する、重要な発見といえる。 ・系外惑星とは 系外惑星とは、太陽系の外に存在する惑星のことである。これらは恒星の周りを公転している。観測技術の発

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    peketamin 2017/02/23
  • クマムシ博士はLINE株式会社に抗議します - クマムシ博士のむしブロ

    苦労して撮った  クマムシの写真 気づいたらNAVER  無断転載ん ひとつだけじゃない  いっぱい確認 その写真  おまえのじゃなくmine すかさず抗議の  メールを送信 なのに削除  しないんだLINE 厚顔無恥さ  転載の天才ん 著作権語る  ドヤ顔役員 もうけっして  ゆるさないん 【関連記事】 horikawad.hatenadiary.com

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    peketamin 2016/12/14
  • NASA発表の「エウロパに間欠泉の存在」の意味を考える - クマムシ博士のむしブロ

    Credit: NASA Goddard 現地時間の2016年9月26日にNASAで会見が開かれ、「木星衛星エウロパから吹き出す水と思われる物質を観測した」と発表した。 NASA’s Hubble Spots Possible Water Plumes Erupting on Jupiter's Moon Europa これは先日、小野雅裕さんや藤島皓介さん、そしてここで予想した内容とほぼ一致。今回の予想は優しかった。ただ、私が希望的観測で予想していたエウロパ全域での間欠泉の存在や、有機物の検出については、今回の発表に含まれていなかった。 horikawad.hatenadiary.com エウロパの地表は厚い氷で覆われており、その下には内部海があると信じられていた。液体の水があれば、生命体が潜んでいても不思議ではない。NASAはエウロパの探査計画に力を入れている。 さらに、もしエウロパに

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    peketamin 2016/09/28
  • アカデミック・ラブ - クマムシ博士のむしブロ

    四月上旬、北関東のとある学園都市でもようやく桜が咲き始めた。それと同時に、この街に植えられている多数のスギに由来する花粉が、少なくない市民を攻撃していた。 T大学は、そんな街の一角を占める総合大学である。日でも有数の広大なキャンパスを擁し、学術面でもノーベル賞受賞者を輩出するなど、誇らしい実績をもつことで知られている。 そんなT大学の片隅に位置する建物内に、動物生態学研究室がある。この研究室では、昆虫から脊椎動物に至るまで、さまざまな動物についての生態学的研究が行われている。 毎年4月には、動物生態学研究室では新歓コンパが催される。この年に新しく動物生態学研究室に配属された学部四年生は三名、修士一年生は二名である。学部四年生は全員男、修士一年生は男一名と女一名。研究室で開催される新歓コンパの目的は、表向きは文字通り「新入生を歓迎し親睦を深める」というものだ。コンパの席では研究室のメンバー

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    peketamin 2016/09/15
  • お知らせ - クマムシ博士のむしブロ

    えー今回はあまり楽しいお知らせではありません。 ここ2〜3年くらい、スーパーサイエンスハイスクールなど高校生の研究発表会や生物系のイベントなどで「クマムシ博士の知り合い」と名乗る男性(眼鏡を装着した短髪細身、年齢50歳前後)が女子高校生や女子大学生に近づき声をかけ「いろいろ教えてあげるからお茶を飲みに行こう」と声をかけて誘う事案が発生しているようです。これまでに、この人物から接触を受けた複数の方からこちらに報告が寄せられています。 この人物は私とは一切関係がありません。もしかしたら、何かのイベントなどで話をしたことがあるかもしれませんが、親密な間柄ではまったくなく、何か一緒に活動をしたことも一切ありません。 4月10日に開かれるクマムシ学研究会にもこの人物が参加してくる可能性があります。もし会場で私の名前を出す形でアプローチされた場合は、上述のことにご留意ください。また、もしもこれまでに、

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    peketamin 2016/04/01
  • クマムシを研究している高校生の「脚ポンプ仮説」について - クマムシ博士のむしブロ

    めずらしくネット上でクマムシの話題が盛り上がっています。その話題がこちら。 クマムシの足、実は循環器か 京都の高校生の仮説脚光:京都新聞 私が過去に発表した研究成果よりもはるかに注目を浴びています。こうしてクマムシのことが世に広まっていくのはとてもよいことだし、この木津高校科学部の北澤さんのことは応援したいですね。 さて、この記事によると、クマムシの脚が移動ではなく循環器の役割を果たしているのではないかということを、北澤さんが仮説を立てて実験しているとのこと。さらに北澤さんは、クマムシの休眠(乾眠のことと思われる)では体が縮むため、脚を収縮させることで水分を積極的に放出しているのではないかと考えているようです。この研究発表は、今年8月に行なわれた進化学会の高校生部門で最優秀賞を受賞したもようです。 私はこの研究内容についての発表を聞いていないので、この新聞記事の内容以上のことは分かりません

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    peketamin 2015/10/31
  • クマムシ博士は慶應大学に加入しました - クマムシ博士のむしブロ

    日より慶應大学で研究活動をすることになりました。こちらでも登場した荒川和晴さんのところで、一緒にクマムシの研究をさせていただきます。このような素晴らしい環境で研究できることになり、たいへん嬉しく思います。 こちらでは上席研究員という何となく偉そうな肩書きになりますが、慶應大学との雇用関係はないので無給です。 これからは、ここ慶應大学から世界最先端のクマムシ研究成果を発信していく所存でございます。今後とも、クマムシ博士をどうぞよろしくお願い致します。

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    peketamin 2014/10/01
  • 「クマムシ博士」の名称変更に関する重大なお知らせ - むしブロ

    ここ最近の博士株の連日ストップ安を受け、当該銘柄を包む私の名称「クマムシ博士」の価値も著しく毀損されることとなったため、名称の変更を余儀なくされる事態となりました。 そこでTwitter上で新名称を公募したところ総数64点の応募をいただき、厳正な審査の結果、この中から蟲喰ロトワさんよりいただいた「クマムシマン」を新名称として採用しました。 @horikawad クマムシマン ! クマムシ仮面! クマムシレンジャー!— 蟲喰ロトワ(むしくろとわ) (@Mushi_Kurotowa) 2014, 7月 17 名称は変更となりますが、クマムシマンの名に恥じぬよう今後も引き続きクマムシ啓蒙に邁進する所存でございます。 つきましては、支援者の皆様におかれましては、今後ともクマムシともども変わらぬご支援をいただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。 2014年7月18日 クマムシマン 【関連

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    peketamin 2014/07/18
  • STAP細胞の研究論文内の不自然な画像データ【追記あり】 - クマムシ博士のむしブロ

    【追記1】2014.2.14. 記事で取り上げた、不自然と指摘されている画像の一部について、jpeg圧縮によるブロックノイズによるものとの指摘を多数いただきました。よって、当該箇所の画像とその記述を削除しました。読者、そして関係者のみなさまにお詫びいたします。【2014.2.24. 追記: 画像の一部とは図1bと図5dについてです。Scienceの記事と週刊ポストの2014.3.7日号にて、私のブログ記事で「電気泳動の図(図1i)がブロックノイズのせいだ」と書いてあるのは事実誤認です。そのようなことは書いていません。Scienceはこちらからの修正要請後に記事を訂正しました。】 また、当記事に想定外の反響があり、マスメディアに記事が曲解して伝えられる恐れがあることと、ブログ経由で送られたコメントに一部攻撃的なものがあり身の危険を若干感じるため、記事は一時非公開にします。出版された論文

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  • 「博士メガネ男子論」にみる不器用理系男子の需要 - クマムシ博士のむしブロ

    マスコミの報道の中で小保方晴子さんが「リケジョ」と称されていることについて、議論が起きている。確かに、同様の報道の中で男性研究者が「リケダン」と呼ばれないことを考えると、ジェンダーを前に出した呼び方は適当でない。研究所のグループリーダに用いる語としても違和感がある。また、「リケジョ」という語は講談社により商標登録されており、この事情もあって事態は少しややこしくなっている。 ただ、リケジョでもサイエンスエンジェルでもサイエンスプリンセスでも理系マドモアゼルでも助手ガールでも何でもよいのだが、理系に進学する女性の比率を高める効果があるのなら、大学の有志などが自発的にこれらの呼称を用いて活動するのは意義があると、私は思う。報道機関だけでなく、理系女子を増やす努力を行っている理系女子学生達に対してまで「リケジョ」を使用することに対して全否定するのは筋違いだろう。 このような活動では理系学部に占める

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    peketamin 2014/02/09
  • STAP細胞と小保方さんは日本を変えうる - クマムシ博士のむしブロ

    ※当記事を発表後、STAP細胞研究の論文内のデータに不自然な箇所があることが指摘されはじめた。 STAP細胞の研究論文内の不自然な画像データ: むしブロ また、2014年2月14日時点での再現性はまだ確認されていない。これらの点もふまえて、当記事を読んでいただければ幸いです。 ・STAP細胞と小保方晴子さんについての報道 先週、理化学研究所の研究グループがSTAP細胞に関する研究発表を行った。この研究成果が科学的に大きなインパクトをもつことと、研究を主導した小保方晴子さんが30歳の女性研究者であることから、連日のように加熱した報道が続いている。 報道の中には、研究成果とは直接関係のない小保方さんのキャラクターを全面に打ち出すようなものも多い。これに対し、より研究成果を強調するような報道を望む声もあがっている。研究成果の詳細を知りたいと思う人は多い。このブログでは、そのような層に向けて、あえ

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  • 「ストレスで細胞が初期化」の衝撃 - クマムシ博士のむしブロ

    酸などのストレスを与えることで細胞が初期化されるという、けっこう衝撃的な研究成果が理化学研究所らのグループにより発表された。 体細胞の分化状態の記憶を消去し初期化する原理を発見: 理研プレスリリース 「間違い」と言われ泣いた 新型万能細胞を開発した30歳女性研究者: 産經新聞 Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency: Nature Bidirectional developmental potential in reprogrammed cells with acquired pluripotency: Nature Acid bath offers easy path to stem cells: Nature ・背景 我々の体は色々な種類の細胞でできている。筋細胞や神経細胞や血液細胞とい

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  • 再現性の無い研究論文を減らすにはどうすべきか - クマムシ博士のむしブロ

    自然科学、とりわけ医学生物学系の多くの論文で再現性の無いことが問題になっている。製薬会社が行った追試では、実験結果が再現できなかった論文は70〜90%にまでのぼっているらしい。 NIH mulls rules for validating key results: NATURE | NEWS この問題を解消するため、アメリカ国立衛生研究所(NIH)は、それぞれの研究結果について、独立機関によるデータ検証を義務づけることを検討しているようだ。だが、このやり方では追試による莫大なコストが発生すること、そして研究発表サイクルが長くなってしまう問題点もある。よって、この施策がすぐに採用されるとは考えにくい。 再現性の無い論文が多く生産される背景には、同じ分野における研究グループどうしの激しい競争がある。新規発見のプライオリティが認められるためには、最初に論文で発表するか、特許を申請しなくてはならな

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    peketamin 2013/10/26
  • クレーマーとまとめサイトにより社会が毀損される - クマムシ博士のむしブロ

    東北大の教授のtwitterでの発言が炎上騒ぎになっている。 東北大、教員のTwitterでの「不適切発言」を謝罪 この教授が野球観戦をしながら、自分が応援するチームの敵とその地元を咎める発言をしたことが問題になっているようだ。発言直後から、この教授のtwitterアカウントには非難が殺到して炎上した。そして、まとめサイトにあげられてさらに延焼。この過程で東北大に苦情のメールや電話が多く寄せられたのだろう。昨日になって東北大が公式に謝罪を表明、新聞記事になるまでに至った。 東北大学教員によるツイッターにおける不適切発言について(お詫び) 私は、野球観戦でつぶやいていた独り言が、このような社会的制裁を受けるだけの妥当性は全くないと思う。確かに、この教授の発言内容は、敵対する野球チームのファンや、そのチームの地元にとって不愉快なものだろう。だから、その教授に対して直接抗議をするのは理解できる。

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    peketamin 2013/10/20
  • クマムシ博士の「最強生物」学講座ー私が愛した生きものたち - むしブロ

    このたび、『クマムシ博士の「最強生物」学講座ー私が愛した生きものたちー』という書籍が新潮社から出版された。書はブログとメルマガに執筆したコンテンツの一部を加筆修正し、まとめたものだ。一部、書き下ろしも含んでいる。クマムシさんの表紙が目印。 クマムシ博士の「最強生物」学講座ー私が愛した生きものたちー このは、常識破りの極限生物とその生きざまのエピソードを、クマムシ博士が読者にわんこそばをべさせる感覚で紹介する生物学講座である。書に登場するのは、クマムシから人間までの多岐にわたる、私が愛してやまない生き物の数々だ。 私は幼い頃より、生き物、とりわけ昆虫が好きだった。昆虫の姿や生態は、我々のものと随分と違う。言い換えれば、我々の常識と彼らの常識はまったく異なる。常識の異なるアナザーワールド。昆虫たちのもつ異世界に、私は虜になった。 それでは以下に、書の目次を紹介する。 クマムシ博士の

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    peketamin 2013/08/21
  • ナウシカのメーヴェを作った男 - クマムシ博士のむしブロ

    メーヴェ(写真クレジット: 八谷和彦) 宮崎駿原作の漫画およびアニメ—ション映画「風の谷のナウシカ」。作中で、メーヴェとよばれるグライダーのような軽量飛行装置に乗る。主人公のナウシカはメーヴェを操り、自由自在に飛び回る。 このメーヴェを現実に作っている人がいる。メディアアーティストの八谷和彦さんだ。八谷さんといえば、ピンクのクマがメールを届けてくれるメールソフト「PostPet」を世に送り出した人物としてもよく知られる。 メーヴェに乗る八谷氏(写真クレジット: 米倉裕貴) その八谷さんが、なぜナウシカのメーヴェを作ろうと思ったのか。そのきっかけとなったのは、イラク戦争だった。 アメリカがイラクを侵攻したとき、日がいとも簡単にこれを是認し追従したことに憤慨した八谷さん。「俺はナウシカにはなれないけれど、ナウシカみたいな人が現れた時に、生まれた時に乗るものを作ろう」と誓った。そして、Open

    ナウシカのメーヴェを作った男 - クマムシ博士のむしブロ
  • 堀江貴文氏に学ぶ研究者としての生き方 - クマムシ博士のむしブロ

    6月23日の日曜日、堀江貴文さんが私のいるフランス・パリ第5大学の研究室まで、クマムシを見に遊びにきてくれた(クマムシの説明についてはこちら)。 堀江さんとはニュースサイトのハフィントンポスト関係者の懇親会の時にお会いしたのがきっかけで、今回の研究室見学へとつながった。堀江さんは顕微鏡でクマムシを熱心に覗きこんでいて、ずいぶんとクマムシを気に入ったご様子。 生物学の話も色々としたが、研究者を相手に話をしているような感覚だった。ライブドア時代にバイオベンチャーのユーグレナに投資をしたり、今もバイオ事業を考えていたりと、さすがにこの分野の知識も豊富だ。嬉しいことに、「クマムシの耐性について面白いことが分かったら一緒に何かしよう」というお話もいただいた。 現在、私はアカデミアにいる研究者としては珍しくキャラクタービジネスをしたり、有料メルマガの発行を通して、組織や政府に頼らず自力で研究費を調達す

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  • 本日はむしの日!むしブロ+の虫記事ベストセレクション - クマムシ博士のむしブロ

    日6月4日はむしの日ですね。そこで今回はむしブロ+の記事の中からおすすめベスト5を紹介します。 5. パラサイト男子とその彼を体内に宿した女子の愛の物語 Image: Wikimedia 雌雄同体のワタフキカイガラムシのお話。この虫、メスの体内に宿っている精巣が代々受け継がれて自家受精するという、何とも奇妙な生殖様式をもっている。 4. タイムトラベラーと肉体関係を持つのは危険 Image: アルテミア(Wikimedia) 乾眠動物のアルテミアを使い、相対的に過去と未来のパートナーと交尾したらどうなるかを調べた論文の紹介。アルテミアは昆虫ではないが、日語の「むし」は小さくてもぞもぞした動物という曖昧な定義なので、今回のセレクションに入れた。 3. 不老不死の生き物と幹細胞 長年に渡る議論の末に不老不死に認定されたヒドラ。このヒドラの不老不死には幹細胞の挙動に秘密があったのだ。 2.

    本日はむしの日!むしブロ+の虫記事ベストセレクション - クマムシ博士のむしブロ
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    peketamin 2013/06/09