特別企画第3弾として、世界には言語が約7,000あると言われる中、その1つにすぎない英語が、なぜ世界の共通語になっていったのかをご紹介します。英語史や歴史言語学などを専門に研究され、『英語の「なぜ?」に答える はじめての英語史』(研究社)の著者である、慶應義塾大学文学部教授 堀田隆一氏に、英語が誕生してから現在に至るまでの歴史と、これからの英語の潮流について話を伺いました。 これから皆さんに英語の歴史をお話しするにあたり、まず、下記の文章をご覧になってください。何語で書かれているかお分かりになりますか? “Cume ðin rice. Sy ðin wylla on eorðan swaswa onheofonum.” 答えは、約1000年前に書かれた英語の文章(『聖書』の「主の祈り」の一文)です。今の英語と同じ言語であるとは、全く想像できないと思います。ちなみに現代英語で表現すると “T
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