三菱UFJニコスのWebサイトが不正アクセスを受け、会員情報が不正に閲覧されたと発表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 概要 2014年4月11日に三菱UFJニコスが自社Webサイトで不正なアクセスを検知し、Webサイトを停止。その後詳細な調査結果として、4月18日に第3報を公開し、そこでOpenSSLの脆弱性(恐らくCVE-2014-0160)を悪用した不正アクセスであったことを報告。 三菱UFJニコスの不正アクセスに関連した発表 2014/4/11 弊社Webサイトへの不正アクセスについて(PDF) 2014/4/12 不正アクセスに伴い停止させていただいた弊社Webサービス再開のお知らせと会員様へのお願い(PDF) 2014/4/18 弊社会員専用WEBサービスへの不正アクセスにより一部のお客さま情報が不正閲覧された件(PDF) (1) 被害状況 不正閲覧会員数 894名(
カナダ歳入庁や英MumsnetはOpenSSLの脆弱性が発覚した直後に対応に乗り出したが、既に納税者情報やパスワードなどの情報が流出していた。 オープンソースのSSL/TLS実装「OpenSSL」に極めて重大な脆弱性が発覚した問題で、カナダ歳入庁は4月14日、何者かがこの脆弱性を悪用して、納税者約900人の社会保障番号を同庁のシステムから削除していたことが分かったと発表した。 また、育児情報サイトの英Mumsnetもこの問題を悪用され、ユーザーのアカウントに不正アクセスされていたことが分かったと発表した。OpenSSLの脆弱性は極めて広範に影響が及んでいるが、実際の被害が伝えられたのは初めて。 カナダ歳入庁の場合、4月8日に問題が発覚した時点でオンラインサービスを停止し、OpenSSLの脆弱性を修正。全システムの安全性を点検した上で13日にサービスを再開したが、この過程で納税者情報に対する
OpenSSLの脆弱性「Heartbleed」が世間を賑わせていますが、色々と乗り遅れてしまった感があるので、ゆるゆると落ち穂拾いをしようかと思います。 Heartbleedで秘密鍵を手に入れたらSSL通信の中身全部見えちゃうじゃん!! という事態になっていますが、なんとなく理論的にそうだろうなと分かるもののイマイチ具体的な手順が分からない。 というわけで今回のテーマとして、手元にサーバの秘密鍵と、SSL通信をパケットキャプチャしたpcapファイルがあるときに、Wiresharkでどんな感じでSSL通信を「ほどく」のか……という具体的な手順を、ハマり所を含めてまとめておこうかと思います。 というか、私自身がハマったので自分用メモですな。なおこの文書では"SSL"とだけ記述し、TLSは無視しています。 前提条件 とりあえず以下のような感じの検証環境で試しました。 IPアドレス 説明 ホストO
TOP Security 利用者として私が実践してるHeartBleed脆弱性対策をご紹介 リストとChromeBleed & SSL Server Testでチェック! 本ブログでも紹介していますが、OpenSSLというWebサーバ側で使用されるオープンソースのSSL/TLS実装ライブラリに非常に危険な脆弱性が発見されました。 OpenSSLの脆弱性「Heartbleed Bug」をチェックするサイト : I believe in technology オープンソースのSSL/TLS実装ライブラリ「OpenSSL」に深刻な脆弱性が見つかり、今朝から大きな話題となっています。 といっても、サーバ管理者でもセキュリティエンジニアでもない方にとっては、この脆弱性が意味するところを理解するのはなかなか難しいのではないかと思います。 そこで今回は、この脆弱性が一般的なインターネット利用者に与える影
If there are problems, head to the FAQ Results are now cached globally for up to 6 hours. Enter a URL or a hostname to test the server for CVE-2014-0160. This test has been discontinued in March 2019. You can use the open-source command line tool or the SSL Labs online test. All good, seems fixed or unaffected! Uh-oh, something went wrong: Check what it means at the FAQ. It might mean that the ser
今回バグってたのはheartbeat extension という機能の実装。 RFCはこちら https://tools.ietf.org/html/rfc6520 Heartbleedバグに対する修正コミット http://git.openssl.org/gitweb/?p=openssl.git;a=commit;h=96db9023b881d7cd9f379b0c154650d6c108e9a3 バグ解説 4. Heartbeat Request and Response Messages The Heartbeat protocol messages consist of their type and an arbitrary payload and padding. struct { HeartbeatMessageType type; uint16 payload_length
■Heartbleedのリスクと善後策 Heartbleedは、攻撃者が一定の条件を満たすOpenSSLが動作しているサーバの、任意位置のメモリを外部から読み出すことができてしまうという脆弱性です。具体的には、以下のようなリスクが想定されています。 秘密鍵の漏洩による、偽サイトの出現(あるいは中間者攻撃) 秘密鍵の漏洩により、(過去のものを含む)パケットキャプチャの解読 サーバの同一プロセスが行った処理に関連する(他のユーザーのパスワードやセッションキーを含む)データの漏洩 漏洩した秘密鍵を用いた攻撃には、ユーザーを偽サイトへ誘導できたり、パケットの経由点を管理しているなどの、経路上の要件が必要になります。他のユーザーのデータの漏洩については、経路上の要件は不要な一方、攻撃の実施に近いタイミングでサーバにアクセスしたユーザーのデータしか漏れない、という違いがあります。 どこまで対策を施すべ
OpenSSLのheatbeatバグの対応のため、OpenBSDはOpenSSLのheatbeatを無効にするコミットをした。ただし・・・ src/lib/libssl/ssl/Makefile - view - 1.29 SegglemannのRFC520 heatbeatを無効化。 あのまともなプロトコルひとつ制定できないIETFの無能集団が、超重要なプロトコルで64Kの穴をこしらえるとか、マジであきれてものも言えねーわ。奴らはマジこの問題を本気で検証すべきだろ。なんでこんなことをしでかしたのか。こんな事態を承認した責任ある連中を全員、意思決定プロセスから取り除く必要がある。IETF、てめーは信用なんねぇ。 このコミットは、Makefileの中で、OpenSSLでheatbeatを無効にするマクロを定義するよう、コンパイラーオプションを指定するものだ。ただし、無効にするマクロは、OPE
OpenSSLの「Heartbleed」脆弱性は2年前から存在、「最悪のケースを想定して対処を」と専門家:チェック方法まとめ オープンソースのSSL/TLS実装「OpenSSL」に見つかった情報漏えいにつながる脆弱性の影響が拡大。専門家は「最悪のケース、つまり秘密鍵の漏えいを想定して対処すべき」と述べている。 オープンソースのSSL/TLS実装「OpenSSL」に見つかった情報漏えいにつながる脆弱性の影響が拡大している。OSやクラウドサービス、ネットワーク機器の中には、脆弱性のあるOpenSSLを利用しているものが多数あり、ベンダー各社が確認・対応を進めている。国内でもこの脆弱性の影響を受けるサイトが確認されており、中には一時的にサービスを停止し、対処を優先したサービスもある。 この脆弱性は、OpenSSL バージョン1.0.1/1.0.2系に存在する。Heartbeat拡張の実装に見つか
インターネットで使われる鍵(カギ) みなさん、こんにちは! こんなニュースが発表され、世界に衝撃を与えています。 ↓ Gmail、YouTubeにも影響。壊滅的なOpenSSLの脆弱性、「Heartbleed」問題とは « WIRED.jp コンピュータ関係者は大騒ぎですが、ボクたち一般人はどうすればいいのでしょうか? コンピュータに詳しくない人に、なるべくわかりやすく書いてみます。 まず、インターネットのいろんなサービスを利用するにはIDとパスワードが必要ですよね。 例えば、Amazonや楽天市場で買物をするには、Amazonや楽天市場のIDとパスワードを入力する必要があります。 どちらかが欠けても買い物はできません。 あなた以外の第三者があなたのIDを知ったとしてもパスワードがわからなければ、あなたの名前で勝手に買い物をすることはできないわけです。 これによって安全が守られているわけで
JVNやJPCERT/CCの記事があまりにもさらっと書かれていて、具体的なリスクが想像しづらいと思うので説明します。 今北産業 (今ニュース見て来たから三行で教えて欲しいという人向けのまとめ) インターネット上の「暗号化」に使われているOpenSSLというソフトウェアが2年間壊れていました。 このソフトウェアは便利なので、FacebookだとかYouTubeだとか、あちこちのウェブサイトで使っていました。 他の人の入力したIDとかパスワードとかクレカ番号とかを、悪い人が見ることができてしまいます。(実際に漏れてる例) 他にも色々漏れてますが、とりあえずエンジニア以外の人が覚えておくべきはここまででOKです。もう少し分かりやすい情報が以下にあります。 OpenSSL の脆弱性に対する、ウェブサイト利用者(一般ユーザ)の対応について まだ直っていないウェブサイトもあれば、元々壊れていないウェブ
インターネットで広く使われてる基礎技術に重大な欠陥が見つかりました。 長らく安全だろうと信じられ、さまざまなサービスをつくるのに広く使われていたOpenSSLという基礎技術が、「実は安全ではなかった」とが発覚したのです。 まだ、その方法で何か大きな被害などが報告されているわけではありませんが、数日前から欧米では大きな問題となりテレビや新聞でも報じられています。 これにより、画面上では「・」に置き換え表示されて他の人にわからないように思えるパスワードも含め、インターネット上の多くのやりとりが、傍受できる可能性が出てきました。 もちろん、既に解決策を見つけて対処をしているWebサイトも多数あります。 ちなみに米国ではmashableというブログが、この問題によってパスワードが漏洩する可能性があったWebサービスの一覧を公開しています: こうしたところでパスワードを盗まれると、今すぐには被害がで
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