打ち込み、同期モノでのライブといえば、クリックを聞きながら、それに合わせて演奏するというのが常識です。「ノリが出せなくなる」、「ミスると取り返しがつかない」などなど問題は多々あるけれど、それが現実であり、ほかに手段がなく、またそれが同期モノの面白さでもあったわけです。 しかし、もし人が叩くドラムにシーケンサ側が合わせてくれることができたらどうでしょうか?従来の常識はすべて覆ることになり、今後のライブのあり方が大きく変わる可能性がでてきるのではないでしょうか?まだプロトタイプではあるけれど、そんなシステム、SYNCHLOiD(シンクロイド)というものが、日本大学芸術学部(以下、日芸)から生まれました。 9月2日、SYNCHLOiDを用いて行われたライブ「GUMIの日大感謝祭」 私自身が、このSYNCHLOiDの存在を知ったのは、9月2日。たまたまTwitterを見ていて「GUMIの日大感謝祭