日本マクドナルドホールディングスが7日発表した6月の売上高の伸び率(既存店ベース)は前年同月比8・0%減と、今年2月の8・7%減以来、4カ月ぶりの大きな不振となった。客数は10・7%減と、これも2月の13・1%減以来の大幅ダウンとなった。 サッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会のオフィシャルスポンサー兼オフィシャルレストランを務めている関係で、前月からW杯の出場国にちなんだハンバーガーやソフトドリンクなどの限定メニューを投入したが、不調だった。売上高、客数とも5月に比べ5ポイント以上落ち込んだ。 6月の全店売上高は8・6%減で、こちらも2月の8・8%減以来の規模となった。 今年は1月にキャンペーンで売上高を伸ばしたが2月以降は低迷、客数は14カ月連続で減少している。昨年8月から指揮を執るサラ・カサノバ社長は「ファミリー重視路線」で反転を目指すが、回復の兆しは見えていないのが現状だ。
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