米iSuppli Corp.によれば,フラッシュ・メモリを利用する記憶装置を搭載したノート・パソコンの市場全体に対する割合は,2009年第4四半期に世界全体で約6割に達する見込みだという(発表資料)。2007年第1四半期において,フラッシュ・メモリを利用する記憶装置を搭載したノート・パソコンの割合は0.7%,出荷台数は14万3600台だった。同社は,2009年第4四半期のノート・パソコンの出荷台数は4010万台で,このうちの59.6%に当たる2400万台のノート・パソコンが,フラッシュ・メモリを利用する記憶装置を搭載すると予測する。 フラッシュ・メモリを利用する記憶装置がノート・パソコンに搭載されるようになったのは,NAND型フラッシュ・メモリの劇的な価格の下落による。1GバイトのNAND型フラッシュ・メモリの価格は,2003年の時点で同容量のHDDの100倍程度だったが,この価格差は,2