【W杯1次リーグG組 北朝鮮1―2ブラジル】鄭大世が泣いていた。試合前のセレモニー、北朝鮮の国歌が流れる中「本国の選手と一緒に歌い、横にはブラジル代表。本当にうれしかった」と喜びに浸った。 超守備的な戦術を取るチームメートから離れ、一人前線でボールを待った。マークのルシオとぶつかり合いながら、果敢にブラジルゴールを目指した。足にすり傷を負い、最後は足がつるまで走った。終了間際の後半44分、ロングボールを頭で落とし、チ・ヨンナムのゴールを演出。試合後は「前半はやりたいことができた。スピードは通用した」と話したが、ブラジルからゴールを挙げることはできず「この悔しさをばねにして上を目指す」と前を向いた。 【関連記事】 ・ イケそうな気がする?北朝鮮 残り2戦で番狂わせ“予告” ・ 北朝鮮W杯報道「激烈な攻防戦展開」 ・ みんなコロっと変わった 岡田ジャパン、78%が「支持する!」 ・