胆振東部地震による道内全域での停電を巡り、10日の道議会産炭地域振興・エネルギー問題調査特別委員会で、北海道電力の姿勢を問題視する意見が出た。 【動画】「2割節電を」高橋知事が緊急メッセージ 胆振東部地震 自民党・道民会議の村田憲俊氏(後志管内)は「苫東(厚真火力発電所)はかなり古く、対応しなければならないことは分かっていた話だ。おろそかになっていた懸念がある」と指摘し、「北電は企業の社会的責任をうたっているが、意志が見えない」と批判。道に指導力の発揮を求めた。 同会派の笠井龍司氏(釧路市)も「大変な事態を引き起こした当事者として、しっかり説明責任を果たさなければならない」と注文した。道の倉本博史経済部長は「まずは関係者一丸で電力の完全復旧に全力を尽くす。その上でしかるべき時期にしっかり検証したい」と語った。(佐藤陽介)