タグ

ブックマーク / wirelesswire.jp (16)

  • 先鋭化する大富豪の白人男性たち、警告する女性たち

    先鋭化する大富豪の白人男性たち、警告する女性たち 2023.09.11 Updated by yomoyomo on September 11, 2023, 21:53 pm JST 「テックブロ(tech bro)」という言葉があります。IT業界で働く男性を指しますが、ケンブリッジ英英辞典によると、社交性に欠けるのに自身の能力を過信する米国の若い男性という含意もあるようです。 最近、この言葉が出てくる文章で気になったものがあるので、それらの紹介から始めたいと思います。 一つはダナ・ボイドの「メタバースは未だシカトさせていただきます」です。これはメタバースがテーマの新刊を送ってきた友人に対し、メタバースには一貫して興味がないと宣言する文章なのですが、彼女の拒否反応には理由があります。彼女は初期のバーチャルリアリティー(VR)の体験者であり、2014年にはVR体験の性差にフォーカスした「Oc

    先鋭化する大富豪の白人男性たち、警告する女性たち
  • クリエイターの時代

    クリエイターの時代 2023.03.11 Updated by Ryo Shimizu on March 11, 2023, 15:48 pm JST ChatGPTが流行り過ぎている。 来週にはGPT-4が出るという話になっていて、しかもGPT-3は1750億パラメータであるのに対し、GPT-4は100兆パラメータと言われている。 普通に考えて単位が桁違いにおかしいのだが、そもそもそんなに巨大なニューラルネットワークが学習できてしまったことも驚きだが、実用的に使うためには信じられないくらい大規模な機械が必要になる。 まだ出てもいないGPT-4を警戒しても仕方ないので、むしろGPT-4が出る前の今のタイミングだからこそ、敢えて「ChatGPTブームの終わりは近い」と予測してみたい。 なぜか? 第一に、ChatGPTは、簡単に使え過ぎてしまう。 朝思いついて昼には新しいアプリができてしまう。

    クリエイターの時代
  • 帝国の興亡

    帝国の興亡 2022.10.03 Updated by Ryo Shimizu on October 3, 2022, 05:12 am JST イタリアの探検家、アメリゴ・ヴェスプッチは43歳にして初航海に出かけた。 彼の航海の記録は1503年に論文「新世界」として発表され、ドイツで出版された。以来、その大陸は彼の名にちなんでアメリカと呼ばれるようになった。 ヴェスプッチが探検したのは主に南米で、コロンブスが発見したのはカリブ海のプエルトリコで、厳密には北米大陸を発見したわけでもない。 それから一世紀後にイギリスのバージニア株式会社が国王ジェームズ一世から勅許を得て、メリーランド州、バージニア州、カロライナ州の開拓を開始した。 アメリカ大陸への植民はビジネスであり、入植者は実質的にバージニア会社の社員と見做されていた。 しかし、先住民族との戦いや疫病といった障害から、最初期の200人の入

    帝国の興亡
    peppers_white
    peppers_white 2022/10/04
    トランプや右翼たちによる「貧富の格差がこれ以上いくと経済が崩壊する」という警告は少なくとも無視するべきではなかった
  • メタヴァースの先にあるインターヴァース

    メタヴァースの先にあるインターヴァース 2021.11.16 Updated by Ryo Shimizu on November 16, 2021, 09:15 am JST 今更メタヴァースが再燃している。 FacebookがMeta社になるとか、Microsoftがお仕事用メタヴァースを作るとか、GoogleAppleもそのうち何らかの形でメタヴァース的なサムシングをやってこないとも限らない。 この大きな流れは、同時に非常にデジャビュ感のある展開でもある。 メタヴァース普及までにはまだ課題が多いが、今の段階で予想できるのは、おそらく、最終的には、どれも残らないだろうということだ。 1980年代から、1990年代初頭にかけて、世界各地の電話会社や大企業が独自のネットワークを構築した。 AT&TやCompuServeやAmerica Online(AOL)もそうだったし、日ではTel

    メタヴァースの先にあるインターヴァース
    peppers_white
    peppers_white 2021/11/16
    HMDの進化は世界情勢が荒れてるからちょっと停滞予感まであるメタバースもサービスごとに共存していくだろうけどアプリを乗り換えたり別のメタバースを一部をブラウザから覗いたりすることが増えるかも
  • 「映像も物理も、微分可能になるとすごいことが起きる」ということの意味を文系にもわかるように説明しようと試みる

    「映像も物理も、微分可能になるとすごいことが起きる」ということの意味を文系にもわかるように説明しようと試みる 2021.07.26 Updated by Ryo Shimizu on July 26, 2021, 07:12 am JST 最近のプログラミングの新しい波は微分可能プログラミング(differentiable programming)である。 微分可能プログラミングとは、簡単に言うと・・・と思ったが、簡単に言うのは結構難しい。 まず「微分」という言葉があまり簡単ではない印象がある。 まずは微分と積分の関係性を説明しておこう。文系の読者に向けた記事であるので、非常にざっくりと説明してみよう(そのかわり、元々数学が得意な読者にとっては直感的ではない説明になるかもしれない)。 まず、瓶からコップにジュースを移すような状況を想定してみる。 瓶からコップが一杯になるまで60秒で注ぐとし

    「映像も物理も、微分可能になるとすごいことが起きる」ということの意味を文系にもわかるように説明しようと試みる
  • 学術会議問題は「学問の自由」が論点であるべきなのか?

    学術会議問題は「学問の自由」が論点であるべきなのか? 2020.10.07 Updated by Yoichiro Murakami on October 7, 2020, 17:47 pm JST 日学術会議次期会員の推薦候補の一部を内閣が任命しなかった事について、出発点から、「学問の自由の侵害」と捉え、糾弾するのが新聞輿論のようです。一部の学者や識者層も、その立場で動こうとしているようです。しかし、客観的に見れば、この主張は全く的外れであることは明瞭で、間違いの根は「現在の」日学術会議に対して広がっている幻想、あるいは故意の曲解にあります。 日学術会議はもともとは、戦後、総理府の管轄で発足しましたが、戦後という状況下で総理府の管轄力は弱く、七期も連続して務めたF氏を中心に、ある政党に完全に支配された状態が続きました。特に、1956年に日学士院を分離して、文部省に鞍替えさせた後

    学術会議問題は「学問の自由」が論点であるべきなのか?
  • NVIDIA、過去に国立研究機関へのGeForce導入妨害の疑い

    NVIDIA、過去に国立研究機関へのGeForce導入妨害の疑い Amazing, every word of what you just said was wrong. 2017.12.20 Updated by Ryo Shimizu on December 20, 2017, 06:24 am JST 昨日の記事に対し、NVIDIAからヒステリックといえるほどの対応が起きました。不思議です。明らかに意図的に動いているのに、公表されている事実を指摘しただけなのにこの反応は不可解ですね。 NVIDIA側からは、「個別に面談して誤解を晴らしたい」という連絡を頂きましたが、そもそもなぜ個別に面談する必要があるのでしょうか。筆者のもとにはNVIDIAからGeForceの供給を止められている、という代理店の話も聞こえてきます。水面下でコトを落ち着かせたいということなのでしょうか。 また、海外には

    NVIDIA、過去に国立研究機関へのGeForce導入妨害の疑い
  • NVIDIAが規約変更によりGeForceのデータセンター利用を制限。大学などの研究活動にも大ブレーキ

    NVIDIAが規約変更によりGeForceのデータセンター利用を制限。大学などの研究活動にも大ブレーキ First Order rising 2017.12.19 Updated by Ryo Shimizu on December 19, 2017, 16:08 pm JST 深層学習分野で、NVIDIAの名を知らない者は潜りと言われても仕方がないでしょう。かつて日の新聞社で、NVIDIAを「謎の半導体メーカー」と呼んで赤っ恥をかいた人がいますが、NVIDIAなくして深層学習の研究はままならないことは間違いありません。 というのも、深層学習に不可欠な積和演算機能に優れた半導体とAPIを提供しているのが、事実上世界にNVIDIA一社しかないからです。 Intelやその他のメーカーも頑張って入るのですが、NVIDIAが持つ多数の知的財産権の前に、後塵を拝しています。 それはそれで、NVID

    NVIDIAが規約変更によりGeForceのデータセンター利用を制限。大学などの研究活動にも大ブレーキ
    peppers_white
    peppers_white 2017/12/20
    知ってた
  • もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて

    もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて This is Not the End of the Open Web 2016.08.22 Updated by yomoyomo on August 22, 2016, 10:31 am JST すっかり旧聞に属しますが、Internet Archive が主催し、これからのウェブのあり方を議論するイベント Decentralized Web Summit が6月に開かれました。 このサミットには "Locking the Web Open" というサブタイトルが付いていますが、逆に言えば、主催者には現在のウェブはオープンではないという認識があるわけです。それにいたる流れを少し辿りたいと思います。 そもそも Open Web(オープンウェブ、開かれたウェブ)という言葉が特に言及されるようになったのは、2010年だったと記憶します。その背景の

    もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて
  • 税制で貧富格差の拡大を防ぐことはできるか

    税制で貧富格差の拡大を防ぐことはできるか 人と技術と情報の境界面を探る #009 2017.06.19 Updated by Shinya Matsuura on June 19, 2017, 07:00 am JST 貧富の格差を放置して良いと思う人はいないだろう。だが、なぜ放置してはいけないのだろうか。 答えは、「貧富格差が拡大すると、社会が荒廃し、さらには経済が回らなくなるから」だ。 富める者と貧しき者の間の格差が大きくなると、2つの社会階層が分離する。べ物や飲み水の質、居住地域の治安、子弟が受けることのできる教育——すべてが二極分化する。 格差の拡大は同時に社会を「我々とあいつら」に分断する。「あいつらは、我々が手に入れることができない寝床に寝て、手に入れることができない高級車に乗り、手に入れることができないい物をべている」という恨みと、「あいつらは、臭くて汚いところに済み、

    税制で貧富格差の拡大を防ぐことはできるか
  • なぜ発達障害者は日本企業で働くのが辛いのか?

    なぜ発達障害者は日企業で働くのが辛いのか? Why people with ASD find it difficult to work for Japanese offices 2016.12.31 Updated by Mayumi Tanimoto on December 31, 2016, 08:26 am JST 年末でありますが、ネットを巡回していましたら以下のようなまとめを発見しました。 発達障害のある人の認知と思考②~ASDのある人の職業適正を考える~ 上記のまとめに掲載されているように、発達障害のある人の就労支援に携わって来た松太一さんによれば、 ASDの人が得意な仕事とは「業務上の判断に必要な全ての情報が静的データとして提示されている仕事」と言えないか。逆に苦手なのは「判断に必要なデータが動的であり実行して初めてわかるような部分が多い仕事」であると言えないだろうか。

    なぜ発達障害者は日本企業で働くのが辛いのか?
  • 20年後:インターネットの自由という夢の死

    20年後:インターネットの自由という夢の死 After Twenty Years: The Dream of Internet Freedom is Dying 2015.09.14 Updated by yomoyomo on September 14, 2015, 18:01 pm JST 今でもあのときの記憶がよみがえっては俺を苛む 呪いのように俺を苛む 夢が現実にならなかったら、それは嘘になるのか それとももっとひどいものなのか その想いが俺を川に向かわせる 川が干上がっているのは分かっているのに その想いが今夜も俺を川に向かわせる (ブルース・スプリングスティーン「ザ・リバー」) 前回の文章は、インターネットが一般的になっての20年をソーシャルメディアとネットコミュニティという切り口でワタシなりに総括した仕事についてのものでした。前回の文章は最初に朝日新聞デジタルの20周年記念特

    20年後:インターネットの自由という夢の死
    peppers_white
    peppers_white 2015/09/15
    とっとと別世界に行くしかないな感はある
  • 新しい働き方から落ちこぼれることを自覚していない人々 - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

    数年前から日では「新しい働き方」なるものが流行しています。 「新しい働き方」というものをまとめるとざっとこんな感じになります。 ・ オフィスに縛られない ・ 知識産業中心 ・ フレックスタイム制 ・ 一つの組織に縛られない ・ 自分で自分の仕事を管理する ・ 年齢や肩書きではなく能力が評価される 従来型のホワイトカラーのサラリーマンの働き方とは随分違います。毎日定時にオフィスに出勤し、在宅勤務や副業は認められず、能力がない上司が年齢が上だというだけで自分より高い給料をもらっていることに憤慨している人には、キラキラした夢の世界が羅列されています。 「新しい働き方」が可能な世界では場所にこだわらずに作業が可能ですし、顧客や同僚に常に対面で会わなくても仕事が可能です。仕事の成果に求められることは高い創造性や明確な成果であり、オフィスにいるかどうか、同僚と良い関係を作ったかどうかではあ

    peppers_white
    peppers_white 2014/12/15
    ここの格差をなんとかしようとするとBIとは言わんが強烈な支援機構が必要になる
  • 普通のサラリーマンに24時間で「瞬間プログラミング」を教えてみた - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

    年に一回、電通の社員向け研修をするようになってから、もう4年になります。 私が普段接しているのは、大学生やコンピュータ関係の仕事に就いてる社員なので、電通で営業や企画として働くごく普通のサラリーマンとOLたちに研修するというのは多いに刺激を得られる楽しい仕事なのです。 しかも彼らは、文句無しに日でも飛び抜けて優秀なサラリーマンたちです。 これまで電通の選抜された20名に「ゲーム企画」「ソーシャルゲーム×社会貢献」「ノベルゲームプログラミング」など、数々の難題を出して来ました。 もともと鏡明役員(当時)のアイデアで始まったこの電通向けスパルタ研修企画、毎回私の予想を大きく裏切る素晴らしい作品を見せてくれます。 そこで今回は私が最近考えている「瞬間プログラミング」を題材にしてみることにしました。 「瞬間プログラミング」とは、必要な道具をアドホックに創り出すという手法で、これは単にコンピュー

    普通のサラリーマンに24時間で「瞬間プログラミング」を教えてみた - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)
  • 一晩中泣き明かした30歳若手女性研究者と書く我が国にはゴシップ新聞しかないらしい - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

    STAP細胞の画期的な製作方法の発見が話題になっています。中心となって研究を進めた理化学研究所の小保方博士のことが各メディアで報道されています。 イギリスでもこのニュースは大々的に報道され、BBCや民放、大手新聞でも報道されています。ワタクシはこのニュースをイギリスのニュースで知ったのですが、その後日での報道をネットでみて、その内容があまりにも違う事に唖然としました。 BBCでは、テレビ放送でもウェブでも、まずこの発明が何であるか、なぜ画期的なのかが紹介され、イギリスの研究者の解説を盛り込み、医学などにどのように貢献するか、ということが明記されました。また小保方博士に関しては「Dr Haruko Obokata」と明記されているだけで、年齢や性別には触れていません。(なお、イギリスでは博士号がある人の事はドクター何々と呼ぶのが当たり前です) イギリスの他の主要新聞でも、この発見が何なのか

    peppers_white
    peppers_white 2014/02/01
    まー、ネットで見ればいいやとなる
  • 日本の大学の国際化はどう考えても無理だと世界にバレている - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

    イギリスの高等教育専門雑誌である Times Higher Educationに、日の私大で教えていたイギリス人学者の書いた記事が掲載されていました。この記事、日の高等教育の実態を、外国人学者の視点で、身も蓋もない書かれ方をしており、大変興味深いといいますか、「日教育ヤバいんとちゃう?」とかなり心配になるのであります。 Beyond sushi: the attractions of lecturing in Japan (寿司の向こう側:日で講義をやる魅力) と題された記事。一見「日の大学は最高だ」という内容を期待しそうになりますが、そこはイギリス。記事を読み始めてすぐに「ああ、イギリス流の皮肉じゃないか。。。」とわかります。 イギリスの名門サセックス大学で歴史学の博士号を取得したスーザン•バートンさんは、博士号取得後、なかなか仕事がみつからず、屋で最低賃金のアルバイトを

  • 1