日本維新の会の遠藤敬・国会対策委員長(53)が、自らの選挙区内の複数の有権者に高額な犬を無償で譲渡していたことが「 週刊文春 」の取材でわかった。公職選挙法で禁じられている寄附行為に抵触している疑いがある。 【画像】遠藤氏が繁殖した犬の血統書 遠藤氏は飲食店経営などを経て2012年の衆院選に大阪18区から出馬し、初当選。2015年から現在まで国会対策委員長の要職にある。 一方で、自身も秋田犬のブリーダー(繁殖者)だった遠藤氏は、2016年から公益社団法人「秋田犬保存会」の代表理事を務めている。 保存会は2020年度に、秋田県大館市から秋田県保存会補助金という名目で128万4000円の補助金を受け取っているほか、公益社団法人として、寄附金の控除や収益の非課税など税制上の手厚い優遇措置を受けている。 「週刊文春」2月24日号 では、秋田犬保存会が主催する「本部展覧会」で不公平な審査が行われてい