福岡市教委は30日、部下が学校に留任したいとする人事異動に関する公文書について、異動を希望しているように改ざんしたなどとして南区の市立中学校の男性校長(59)を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。校長は同日付で退職した。 【亡き17歳に卒業証書 100枚以上の写真届けた校長】 市教委によると、校長は今年1月、教頭と教諭の2人の人事異動の希望調査の書類を改ざん。「自分に対する教頭らの態度が悪く、異動させたいという思いがあった」と話している。別の教諭3人の書類も希望の赴任先を修正するなどした。文書の提出先の市教委が書き換えに気づいた。 また、市教委は同日、2020年度に教諭の勤務管理を怠ったなどとして、城南区の市立小学校のいずれも当時の男性校長(61)を停職1カ月、男性教頭(49)を減給3カ月とした。【土田暁彦】