観光庁の2015年の宿泊旅行統計調査(速報値)が発表され、島根県内のホテルや旅館などに宿泊した外国人(延べ数)は3万8670人で、調査が始まった07年から9年連続で全国最下位だった。 ただ、前年からは38・1%増え、初めて3万人を超えた。県は、4月22日に設立された山陰版DMO(観光地域づくり推進法人)「山陰インバウンド機構」とともにインバウンド(外国人旅行客)対策を強化し、宿泊者増につなげたい考えだ。 同調査によると、県内の日本人を含めた宿泊者は、320万9440人(前年比0・3%減)。13年に出雲大社(出雲市)の「大遷宮効果」で大きく増えた後、2年連続で減った。全国順位は前年から一つ上がり、41位だった。 外国人宿泊者のうち、従業員10人以上の宿泊施設の利用者を国・地域別でみると、台湾が8310人(同53・60%増)と最も多く、韓国5570人(同60・98%増)、中国3530人(87・
