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ブックマーク / kashino.exblog.jp (10)

  • Gladwell vs. Pinker | wrong, rogue and log

    Malcom GladwellとSteven Pinkerがプチ論争をしている。 まずは、PinkerがGladwellの最近出版した“What the Dog Saw”に大げさな罵倒書評を書いたのが発端である。 Malcolm Gladwell, Eclectic Detective http://www.nytimes.com/2009/11/15/books/review/Pinker-t.htm 書評はPinkerらしくない、浮ついた、超ベストセラー作家としてのGladwellを嫉妬している感も垣間見える感情的なものだ。例えば、Gladwellの高IQ値が業績にあまり結びつかないという主張を、証拠なしにそんなことはないと言ったり、"eigenvalue"を"igon value"と聞き間違えていることを取り上げ言外に嘲笑したりしている。しかし、特に後者について、この"igon va

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  • 幸田露伴「努力論」 | wrong, rogue and log

    幸田露伴のエッセイ集に「努力論」というものがある。岩波文庫の緑版に入っていて、今でも気軽に手に入れることができる。これは一言でいうと、約100年前にかかれた、「努力」を主題にしたいわゆるライフハックスであり、かつ人生論と幸福論が一緒になったものである。 序から含蓄がある。露伴によると努力には二種類あるという。直接の努力と間接の努力である。直接の努力とは「当面の努力で…尽心竭力(けつりょく)」の努力であり、間接の努力とは「準備の努力、基礎となり源泉となる」努力であるとする。つまり試験の受験に例えると、直接の努力とは試験会場でする努力であり、間接の努力とは試験までにできるかぎり自分の能力を訓練する努力である。このように書いた後に露伴はいう。 努力の生ずる果が佳良ならざること…は努力の方向が悪いからであるか、然らざれば間接の努力が欠けて直接の努力のみが用いらるるためである。 まさに、その通り!

    幸田露伴「努力論」 | wrong, rogue and log
  • meta correlation = causation? | wrong, rogue and log

    yutakashinoの日々と意見 - ご注意:blogのyutakashino(柏野雄太)による書き込みは、その属する法人等の見解を何ら代表するものでなく、個人のテンポラリな意見の表明に過ぎません。 by yutakashino

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  • Terrence Tao "What's New" | wrong, rogue and log

    ブログスフィアはあまりにノイズが多いということは周知の事実だが、中にはそのノイズをものともせず燦然と輝くクオリティのブログが数は少ないが存在する。その中でもダントツにオススメするブログがある。それが天才数学者Terrence TaoのWhat's Newである。 Terrence Tao "What's New" http://terrytao.wordpress.com/ このブログでも何回か紹介しているのだが、件のブログ主のTerrence Taoは、中国系オージーとして育ち、幼少から天才として名を馳せ、10歳で参加した数学オリンピックでは銅メダル13歳で金メダルという戦果を上げ、競技数学で名を馳せた後、17歳でFlinders大の修士号、20歳でPrincetonのPh.D.、24歳でUCLAのテニュア教授職、その後プロの数学者として数々の賞とフェローシップに輝きながら、31歳でFi

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    permas
    permas 2009/02/22
    数学者のブログ
  • Watchmen Movie | wrong, rogue and log

    yutakashinoの日々と意見 - ご注意:blogのyutakashino(柏野雄太)による書き込みは、その属する法人等の見解を何ら代表するものでなく、個人のテンポラリな意見の表明に過ぎません。 by yutakashino

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    permas
    permas 2009/01/30
  • 130cmのルチャドール | wrong, rogue and log

    yutakashinoの日々と意見 - ご注意:blogのyutakashino(柏野雄太)による書き込みは、その属する法人等の見解を何ら代表するものでなく、個人のテンポラリな意見の表明に過ぎません。 by yutakashino

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  • R You Ready for R? | wrong, rogue and log

    2, 3日前のNY Timesに統計環境/言語 R [http://www.r-project.org/]のことが取り上げられていた。フォローアップのブログ記事まで書かれる破格の待遇である。 Data Analysts Captivated by R’s Power http://www.nytimes.com/2009/01/07/technology/business-computing/07program.html?_r=1 R You Ready for R? http://bits.blogs.nytimes.com/2009/01/08/r-you-ready-for-r/ 記事の論調はRに非常に好意的で、まさにOpen Sourceプロジェクトの大成功例の一つとして、またOpen Sourceプロジェクトだからこそ、個々のライブラリがユーザの多様で複雑な要望に上手く対応するこ

    R You Ready for R? | wrong, rogue and log
  • Outliers: The Story of Success | wrong, rogue and log

    Malcom Gladwell "Outliers: The Story of Success" [http://www.amazon.com/dp/0316017922] あのTipping Point [http://www.amazon.com/dp/0316346624/], blink [http://www.amazon.com/dp/0316010669], のMalcom Gladwellの新作である。面白いし、おそらく教育行政にとってかなり影響力を持つとなるだろう。今現在、NY Timesのベストセラーリスト [http://www.nytimes.com/pages/books/bestseller/]の一位である。そのうちOprah's Book Club [http://www.oprah.com/entity/oprahsbookclub]で紹介さるだろうし、そ

    Outliers: The Story of Success | wrong, rogue and log
    permas
    permas 2008/12/29
    期待
  • wrong, rogue and log : たいていのコミュニケーションは何も生まない

    これは妄言である。 僕のお客さんも、昔の上司も、Web屋も、そろそろ化の皮が剥げてきた煽り屋の人たちも、人間同士のコミュニケーションから何か新しいものが生まれるということを過度に期待しすぎだということを最近強く感じる。いつも通りの会社の同僚達とのアフターファイブの飲み会からは何も新しいイノベーションが生まれないように、一様なメンバーのたいていのコミュニケーションからは新しいことはほとんど出てこない。単に情感的なやりとり、または事務的なやりとりをして、時間を過ごすことが通常のコミュニケーションだし、それこそが正しいコミュニケーションの王道である。 これは経験に基づく単なる個人的なアイディアの表明に過ぎないのだが、コミュニケーションによって新しいものが生まれるとしたら、(1)知的な努力を惜しむことのない、(2)バックグランドが多様な複数の人が、(3)当該問題について過去の成果を十分に知り尽くし

    wrong, rogue and log : たいていのコミュニケーションは何も生まない
  • The Wisdom of Crowds | wrong, rogue and log

    The Wisdom of Crowds むちゃくちゃおもしれー。もしかして今年ベストワン? Why the many are smarter than the few. という副題があらわしているとおり、群集の知のパワーを例示していく。イイタイコトは次の通り:多様で独立な個人が集まった集団が判断する知は、とてつもなく真実に近い解を出すことが多い。 例えば、チャレンジャー号のエピソード。チャレンジャー号が1986年に爆発した事件で、株式市場はいちはやく反応し、出入り業者中でMorton Thiokol社の株価が他の業者の株価よりも二倍以上も下落した。調査委員会の結論としては、事故の直接原因はThiokol社の納めた固体ブースターのOリングシールが寒さで劣化して、燃料が漏れたためであったのだが、なぜこのような結論が出る前に市場はThiokol社が犯人だとわかったのか。 また、例えばIowa

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    permas
    permas 2008/12/22
    多様性と独立性が条件で集合知が生まれる
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