つまり、娯楽として面白いストーリーとは、最低でも、 「不完全な主人公が試練を経て成長し、 どうしても先を知りたくなる興味深い謎があり、 ハラハラするスリルに全篇が満ちており、 どんでん返しにびっくりさせられ、 意外な結末によって読後の余韻を楽しむことができる話を 詳細に物語ったもの」のことである。 その効果的な進行を組み立て、さらに完成度を高めるためには、 舞台、人間関係、道具、背景の4大要素に対して、 「葛藤」や「欲望(動機)」をしっかり練りこんだ 伏線やタイムリミット、ツイストや囮の動きを仕掛けねばならない。 ここまでが問題なく出来てからの「世界観」であり、 「キャラ作り」であり、「オリジナリティー」なのである。 エンターテインメントのストーリーを作るということは けっこう大変な作業だということがおわかりいただけたと思う。 もちろんこれが直感的に出来るよう